【ある日突然退職届!】分からないことを何も教えてくれない「ほったらかし事務所」では働けません!
- 2020.05.26
- プロパートナーONLINE 編集部
S会計事務所職員・Oさんの話
私は、現在S会計事務所に勤めて1年半ほど経った契約社員Oです。もともと一般企業の経理職希望で、経理の仕事をしながら簿記学校に通い、税理士になるというビジョンを持っていました。
ところが、なかなか採用してもらえるところが無く、簿記2級の資格を持っていたことで、今の会計事務所で、「上司の補助をするだけでいい」、「難しいことはしなくていい」と言われ、職員として勤務を始めました。
しかし、勤務初日から、突然二つも決算申告を任されました。期限は5日後です。
私はその時、簿記の資格は持っているものの、実務経験はなく、何から作業するのかも分かっていませんでした。
上司は特に説明もなく、資料をドカッと私の机に置くと「じゃあ、あとはよろしく」と一言残して去って行きました。
慌てて上司のところに駆け寄り、「私は、いったい何をすればいいんですか?」と聞くと、面倒くさそうに大雑把な説明だけして去っていきました。
たまたま私が入った時期が繁忙期だったため、周りの職員も黙って仕事をしており、デスクで話すこと自体が少し浮いてしまう雰囲気。シーンとした職場内で、周りに聞くわけにもいかず、訳のわからぬまま自分で考えて作業しました。そして、上司に提出したところ、案の定間違いだらけで、怒られる始末。
また同じようなミスを繰り返したくないので、自分が行う業務について、上司に「一連の流れを見せていただければ、それを手本にして仕事を覚えます」とお願いしました。
しかし、「そんな時間はない、過去の資料を渡すからそれを見て仕事をしてほしい」と言われました。
このように、この事務所は新しく入った人間をほぼ放置状態にするのです。
繁忙期の人員の欲しさに「難しいことはしなくていい」などと嘘をつき、人材教育一切なしに、業務を任すだけ任す。
新卒採用ではないので、「未経験でも中途なんだからそれくらいはやってよ」という態度で社員全員が接してきます。
未経験で、誰にも何のアドバイスもなく決算申告をさせてくるのは、さすがにひどすぎます。
明日は何をやらされるのか、という不安で毎日精神的に追い込まれてしまい、家でも資料を読み込み、一睡もできず寝不足のフラフラの状態で毎日通勤しています。
そんな状況では、仕事を理解することでまず精いっぱい、毎日のように残業し、実務に追われ、簿記学校に通うことはできなくなってしまいました。
家で自分で勉強しようにも、疲れて全く勉強できる体力は残っていません。
いつしか、働きながら資格を取って税理士になるという夢も忘れ、「そもそも何で税理士になりたかったんだっけ?」と考えるようになりました。
そこに、私が事務所を辞める決め手となった上司の言葉が
「O君、内勤の仕事は慣れてきたし、そろそろ巡回先を持って、外回り行こうか」
「所長、私、今日で退職します。お世話になりました」
そこは、人材育成についても手厚く、「この業務はこの試験科目と内容がリンクしているよ」と、試験とリンクさせたアドバイスもしてくれる、優良会計事務所に入社したのでした。
明日は何をやらされるのか、という不安で毎日精神的に追い込まれてしまい、家でも資料を読み込み、一睡もできず寝不足のフラフラの状態で毎日通勤しています。
そんな状況では、仕事を理解することでまず精いっぱい、毎日のように残業し、実務に追われ、簿記学校に通うことはできなくなってしまいました。
家で自分で勉強しようにも、疲れて全く勉強できる体力は残っていません。
いつしか、働きながら資格を取って税理士になるという夢も忘れ、「そもそも何で税理士になりたかったんだっけ?」と考えるようになりました。
そこに、私が事務所を辞める決め手となった上司の言葉が
「O君、内勤の仕事は慣れてきたし、そろそろ巡回先を持って、外回り行こうか」
「所長、私、今日で退職します。お世話になりました」
その後の話
Oさんはその後、職員の税理士試験をサポートしている会計事務所に転職。そこは、人材育成についても手厚く、「この業務はこの試験科目と内容がリンクしているよ」と、試験とリンクさせたアドバイスもしてくれる、優良会計事務所に入社したのでした。
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