
相続案件獲得の有効な手段として注目されている相続税シミュレーション。
さまざまな相続対策を提案しやすい手段としてあらゆる場面で利用できます。
今回は、440名の地主を対象にタイアップセミナーを開催し、62件の財産診断業務を獲得した井上朋彦氏(井上朋彦税理士事務所 代表税理士)の活用事例をお伝えします。
─440名の地主を対象にしたセミナーで、相続税シミュレーションの帳票を紹介して、62件の財産診断業務を受注できた要因はどこにあると思いますか?
井上氏
帳票のデザインがきれいで、グラフなどのビジュアル要素が満載だから、反応がよかったのだと思います。
これまでの相続ソフトは、案件が来たときだけに使っていました。
相続税のシミュレーションは直接営業だけでなく間接営業のツールにも使えます。
ここまで営業に役立つツールはありません。
─62件の財産診断業務を得た後の成果はいかがですか?
井上氏
まず結果を申し上げます。
・建設会社の顧問契約1件…年間顧問料60万円
・贈与・生前対策…47万円
・ハウスメーカーコンサル料…90万円
・相続税試算料…20万円
合計で217万円です。
相続のソフトで法人顧問を獲得できたのには驚きました。
同セミナー以外の経路でも、相続税のシミュレーションで次の案件を獲得しました。
・相続税申告3件…260万円
・別の建設会社の顧問契約1件…年間顧問料60万円
半年で、相続税のシミュレーション関連で合計537万円の売上を獲得しました。