【税理士を変更した理由】長年の付き合いなのに、たった一度の顧問料支払い延滞で解約!?
- 2020.05.26
- プロパートナーONLINE 編集部
飲食業 榊原社長(仮名)の告白
私は、とある有名な繁華街の一角で小料理屋を営んでおります。周りはチェーン店の居酒屋ばかりで客引きも多く、金曜日の夜ともなると繁華街は仕事帰りのサラリーマンで大変な賑わいを見せます。しかし私のお店に来る大半のお客さんは常連客で、新規のお客さんはあまり来ない傾向にあり、金曜日の夜でも割と静かな雰囲気です。
そのためほとんどのお客さんが一人晩酌を楽しみに来店されます。
この店は亡くなった私の父から受け継いだもので、気づけば常連客も高齢になり、次第に店に足を運ぶお客さんも少なくなってきました。たまに若い新規のお客さんが物珍しそうに来店してきますが、なかなか常連にはなってもらえず、このまま商売を続けていくべきか悩んだ時期もありました。
高校卒業後すぐにこの店で働き始めた私は、税金関係のことなどさっぱりわからなかったため、店を受け継いだ際、父の代から顧問契約を結んでいたY税理士にそのまま依頼し続けることにしました。
父がこの店を経営していた時は、毎月のように訪問してくれるY税理士を見ていましたが、もう年なのか私の代になってからは月1回の訪問はなくなってしまい、忘れた頃にひょっこり店に顔を出す程度にとどまっています。
しかし、店の経営は相変わらず不景気で、新規のお客さんが増えずに悩みばかりが増えていきました。そこでY税理士に経営に関するアドバイスをもらいたいと思い連絡を入れましたが、「次回の訪問時にお話を伺います」と言われたっきり、数ヶ月も訪問がなく放置されている状態です。しかし、父の代からお世話になっているため強く言うこともできませんでした。
そんな状況のなか、いよいよ経営状況が悪化していき、Y税理士への毎月の顧問料の支払いが厳しくなり、たった一度だけ支払いが滞った月が発生してしまいました。
もちろん、Y税理士にはうちの経営が悪化していることは理解してもらえていたはずですし、何度も「相談のお時間がほしい」との旨も伝えていました。その状況での顧問料の支払い延滞でしたので、「長い付き合いというところも加味して少しくらいは目をつぶってもらいたい」、そう伝えるつもりでY税理士事務所へ電話をかけました。
しかし、そこで言われた言葉は私の予想を裏切るものでした。
「来月までに入金が確認できなかった場合、この先顧問を続けるかどうか検討させてください」
その言葉に私は唖然としてしまいました。
それまで滞ることなく毎月顧問料を支払っていたにもかかわらず、訪問もほとんどなく、相談にも乗ってくれず、たった一度の支払い延滞で解約なんて信じられません。
もう我慢の限界です! 税理士を替えます!
お願いです。
毎月訪問してくれて親身になって相談に対応してくれる税理士を紹介してください!
【トラブル解決のポイント】
- 顧問先に面談のニーズがある場合はそれを把握し、面談の時間を設けましょう
- 支払いが滞っても、一度目で解約を口に出すのは高圧的に思われる可能性が高いので避けましょう
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