2023.09.25
インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応に関するお知らせ

2023年10月01日(日)より、インボイス制度(適格請求書等保存方式)が開始されますので、弊社の同制度への対応についてお知せいたします。

弊社ではインボイス制度の対象となる課税取引のご利用について、
2023 年10月以降の決済分より、同制度の要件に対応できるようにいたします。

【当行適格請求書発行事業者登録番号のご案内】
株式会社アックスコンサルティングの登録番号をご案内いたします。

適格請求書発行事業者登録番号
T9011001004344
 

税理士事務所が経営計画を作るうえで最初に決めるべき4つのこと



経営計画は、お感じのとおり税理士事務所の皆様が事務所経営を行っていく上でとても重要なものです。

皆様はクライアント、従業員、取引先、そして自らが望む結果を得ることを最終的な目標とし、
事務所の経営活動を通して、どのような成果を上げ、どのような事務所にしたいか、明確なイメージをもって日々事務所経営を行っているかと思います。

経営計画は、この経営目標を達成し、事務所のビジョンを実現させる可能性を高めるために立てていただきたいのです。

これは先日、あるご事務所をお伺いした際の話なのですが、
その時に事務所の5カ年の経営計画を見せていただきました。

計画は2年前に所長先生がお一人で立てられたものでした。

先生は、その経営計画について大きな見直しの必要性があると感じていらっしゃったようです。

具体的に話を聞いてみると、以下のような悩みをかかえていらっしゃいました。

・やりたいことや事務所の状況が毎年変わるため、当初立てた計画通りに活動が進まない
・具体的な数字目標を立てているが、実績とのギャップを埋める施策が思いつかない
・事務所の経営計画に対する職員の認識が弱い

確かに、見せていただいた計画書には、
5カ年の売上・マーケティング計画と月次、年間の売上数字目標から人員の補充計画など
見事なまでに具体的に数字が並んでいましたが、目標数字を達成するための
具体的な行動計画までは決められておらず、数字目標もなんとなくで決められたとのことでした。

そして、所内で経営計画の背景や根本となる事務所の経営方針などの共有もされていなかったのです!
色々と見直すポイントがありそうですが、前提として経営計画を立てる上で、まず以下の4つを明確にしたほうがよいことをお伝えしました。

1.ビジョン:経営目標(どんな事務所にしたいか)
2.ミッションステートメント:社会的使命(事務所経営を通じてどのような形で社会に貢献するか)
3.コアバリュー:経営理念(事務所の核となる考えや方針)
4.戦略的目標:ビジョンと現状のギャップ(ビジョンを実現するために達成すべき目標)

事務所の従業員にも経営活動に参加していただくことになるので、
これらを明確にした後は必ず明文化し、事務所全体で共有する必要があります。

できれば事務所の見える場所などに掲示しておくと良いと思います。

この4つを決めることで、戦略的目標の具体的な数値目標と行動計画への落とし込み、事務所全体の浸透度を上げることができます。

是非皆様のご事務所でも経営計画を立てられるうえで参考にしてみてください!
プロフィール
横山 祐作(ヨコヤマ ユウサク)
株式会社アックスコンサルティング チーフコンサルタント

青山学院大学卒業後、アックスコンサルティングに入社。ビジネスソリューション事業部所属。全国各地の士業事務所の経営戦略、売上アップの仕組みづくりから業務効率化、採用戦略、評価制度構築支援など幅広く携わる。2018年より税理士事務所の全国ネットワークQ-TAXの統括として、全国の会員事務所を成功に導くため最新情報やノウハウの共有などにも尽力している。
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