現在、お知らせはありません。

ホームページから月25件の問い合わせを獲得!会社設立の競争激化を危惧し決算申告のホームページを制作

ホームページから月25件の問い合わせを獲得 会社設立の競争激化を危惧し決算申告のホームページを制作

1994年、虎ノ門合同事務所内に開業した田邊敏彦税理士事務所。
開業当初、代表の田邊敏彦税理士は、顧問先や友人の紹介から新規開業の案件を獲得していました。
しかし、現在はホームページからの決算申告の問い合わせが増加しているといいます。
なぜ会社設立から決算申告にシフトされたのか、どのようにしてマーケティング活動を実施されたのか、お伺いしました。

 

税理士法改正を機にホームページを開設

田邊氏は、以前勤めていた事務所の所長から「私の事務所内で開業するといいよ」と言われ、1994年に虎ノ門合同事務所内に田邊敏彦税理士事務所として独立開業しました。

開業当初は、顧問先や友人からの紹介により、新規顧問先を獲得し、事務所の売上を順調に伸ばしていました。
しかし、2002年の税理士法改正を機に、その成長速度が鈍り始めたのだといいます。

「開業してからの20年間は、紹介案件をメインに新規開拓をしていました。
5~8年ぐらいのお付き合いが続けば、自然と顧問先から紹介をもらえるようになっていましたね。
ただ、税理士法改正により、税理士業界は大きく変わりました。
広告などのマーケティング活動に力を入れる事務所が増えてきたのです。
ほかの事務所の勢いに押され、紹介件数は少しずつ減っていきました」

売上が低迷する中、田邊氏が考えた施策は、ホームページ制作でした。
ホームページは、当時紹介案件の8割を占めていた会社設立を前面に押し出しました。
 

「会社設立をメインにしたのは、これまでやってきたノウハウがあり、手を付けやすいと感じたからです。

ホームページ制作は売上を伸ばすために始めたのですが、私にはもう1つ狙いがありました。
それは、事務所スタッフのモチベーションの向上です。
いつも同じ顧問先をスタッフに担当してもらうのは、事務所側として経営の安定を図れますが、働いている人にとっては面白味がありません。
ホームページを設立すると若い経営者など、今まで担当してこなかった顧問先を獲得できますから、新鮮な気持ちになれますね。
新しい顧問先に出会えることに、魅力を感じました」
 

注力するサービスを会社設立から決算申告へ

税理士法改正をきっかけに、会社設立に注力していた田邊氏ですが、昨年の11月には新たな試みとして、決算申告専門のホームページを開設しました。
決算申告の特化を始めた理由は、新規開業の獲得競争が激化しているからだといいます。

「虎ノ門近辺は、新規設立が多いのですが、その分、獲得競争が激しいですね。
価格競争になりやすいし、リスティング広告費用も多くかかります。
そこで目を付けたのが決算申告でした。
決算申告だと、問い合わせをしてくる方のほとんどが時間に追われている人なので、成約につながりやすいです。
今年に入ってからは、月25件の問い合わせがあり、そのうちの半分の方と成約することができています」

決算申告という新たな武器を手に入れた田邊氏。
2020年までの目標は「事務所売上2~3億円」だと語ってくれました。

「この目標は職員にも伝えました。目標達成するためにも、決算申告を依頼してくれたお客様を法人顧問につなげていかなければなりません。
決算申告は私たちの入り口商品として活用していきます」

 

プロフィール
田邊敏彦税理士事務所(東京都港区) 代表 税理士 田邊 敏彦(たなべ としひこ)氏
田邊敏彦税理士事務所(東京都港区)
代表 税理士
田邊 敏彦(たなべ としひこ)氏

1994年に虎ノ門合同事務所内に開業。従業員10名。
会社設立や決算申告、相続案件など、総括的に税務のサポートを行っている。
「21時までの電話対応」など、お客様の目線に立った接客を行い、顧問先獲得へつなげている。
http://www.toranomon-setsuritsu.jp/
関連コンテンツ