クラウド会計ソフトで業務効率化を図り新たなお客様と出会うために時間を割く

2020.05.26
株式会社アックスコンサルティング

クラウド会計ソフトとクラウド給与計算ソフトの導入を積極的に進めている岡本剛税理士事務所。
クラウドソフトを導入したことにより、どんな成果が出たのでしょうか。
きっかけと導入したメリットについて、代表の岡本剛税理士にお話をうかがいました。

給与計算を請け負うことで会計業務を効率化

お客様から給与計算を代行してほしいというお願いがあったので、給与計算ソフトを探していました。

クラウド給与計算ソフトを導入する前は、年末調整を引き受けることがあっても、給与計算は請け負っていませんでした。
理由は、顧問先が新しい従業員を採用する際に、わざわざ店舗に赴いて、従業員の情報を入力しないといけなかったからです。

しかしクラウドだと、新しい従業員の情報を自事務所で更新できます。
クラウド給与計算ソフトを導入してから、給与計算を引き受けやすくなりましたね。

また給与計算を始めたことで、会計業務の効率化が図れています。
お客様から給与データを催促する必要がなくなったからです。
自分で算出した給与データをそのまま会計ソフトに移せるので、お客様とやり取りする時間が短縮できました。

証券会社と同じレベルの管理でクラウドでもセキュリティは安心

クラウド会計ソフトの導入を進めているのは、給与計算と一緒に利用するとわかりやすいからです。

クラウド会計ソフトを導入するにあたって、セキュリティ面で不安を感じている税理士先生がいらっしゃるかもしれません。
クラウドデータを保存することは、証券会社の管理レベルと同じです。
なので、セキュリティに不安を感じることはありません。

むしろ従来の会計ソフトの方が危険なときがあります。
たとえば、繁忙期に職員へお願いして自宅で作業をしてもらうとき、従来のソフトだとUSBにデータを入れて持ち帰らなければいけませんでした。
USBだと落としてしまう可能性がありますよね。
クラウド会計ソフトなら、自宅でもIDとパスワードを入力するだけで作業ができるので、データを紛失しません。

業務効率化を図り多くのお客さんと接する

記帳代行業務など、会計業界の仕事はいずれなくなると言われており、私自身もその危機感は感じています。
ただ、会計知識がない人が入力したデータと、会計のプロが入力したデータとでは、大きな違いがあるとも思っています。
お客様が間違った申告をしないように、私たちはサポートしなければいけないのです。

クラウド会計ソフトの普及によって、お客様が簡単に記帳できるようになり、サービスの価格が落ちるかもしれません。
しかし、私たちも最新の技術を活用することで、業務の効率化を図れます。
短縮された時間は、新たなお客様と出会うために割き、１人でも多くのお客様に「岡本先生にお願いしてよかったな」と思ってもらえるようにしていきたいですね。