会計事務所の新卒採用決定版!!中途採用にも応用できる会計センスを測るコンサルワーク
- 2020.05.26
- 株式会社 アックスコンサルティング
採用難のこの時代、人を採るだけでも大変という状況の中、新卒採用を行うことで、事務所が求める人物像に合致した学生を採用し、業績を大きく伸ばしている事務所があります。
税理士法人鶴田会計では、五次選考まである特徴的な選考方法を実施しています。
今回は、そのうち三次選考で行う「コンサル体感型ロールプレイング」についてご紹介します。
一次選考(事業承継コンサルティングワーク)や二次選考(クレドプロジェクト1dayインターンシップ)でも、いわゆる面接的なことを一切行わず、課題に取り組む姿勢や、グループの中での役割など、「いかに事務所の理念に合う人材か」という視点で採用活動を行っている税理士法人鶴田会計。
中でも特筆すべきは、三次選考のコンサル体感型ロールプレイング。
これは、事務所との理念のマッチングだけではなく、実際の業務とのマッチングを測ることもできるものとなっています。
社員がメンターとなり学生をサポート
三次選考は、代表の鶴田幸久氏と役員の前でプレゼンを行います。まず、その1週間前にオリエンテーションが開かれ、そこで課題が発表されます。
また、課題の発表だけではなく、学生一人ひとりに社員がメンターとなり、内定者をサポートしていくのです。
メンターの役割は、発表までの1週間のスケジュールを学生と一緒に考え、それまでに2回の面談の機会を持ち、学生をサポートしていくこと。
学生の不安などに精神的なフォローを行い、鶴田会計への疑問をすべて打ち消し、鶴田会計の志望度を100%にまで高めていきます。
三次選考の課題は決算書分析と新規事業提案
オリエンテーションで与えられる課題は、「決算書分析」と新規事業提案の二つ。
「決算書分析」では、鶴田会計の顧問先である架空のコンビニエンスストアの決算書を見て、キャッシュフロー計算書を作成するなどして財務分析を行い、経営状況を説明。
さらに、そこから考えられる節税提案を行います。
「新規事業提案」は予算を1,000万円とした、鶴田会計の新規事業を考えてくるというもの。
どちらも資料を作成し、15分間のプレゼンテーションを行い、10分間の質問に答えます。
学生にとってはハードな課題ですが、これだけの課題をやりきることで、鶴田会計を理解し、「どうしても鶴田会計へ入社したい」と高い志を持った学生を選ぶことができるのです。
また、この課題は、中途採用においても実務能力を測る上で、最適だといいます。
五次に及ぶ選考手法と会計センスを測れるコンサルワークは必見です。
プロフィール
税理士法人 鶴田会計
代表 税理士
鶴田 幸久 氏
愛知県出身。平成12年合格(登録は13年)。名古屋市内の会計事務所に7年間勤務し、主に新規クライアントの担当として80社以上の新規開業支援。その後、同18年に独立開業、同22年には税理士法人鶴田会計を設立。また、同23年に株式会社ワンネス・コンサルティング、同25年に鶴田行政書士事務所、同28年にはワンネス社会保険労務士法人を設立している。
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