【若手所長の開業日記】一国一城の主を目指し自動車設計者から税理士に転向
- 2020.05.26
- プロパートナーONLINE 編集部

税理士を目指す前は、大手自動車メーカーのマツダで自動車の設計者として活躍していた松本裕之氏。
マツダでは実力を認められ、管理職のステップを上がろうとしていました。
ただ松本氏は、設計現場から離れ、従業員の管理などをする自分の将来像に疑問を感じていたのだといいます。
「自分にしかできない仕事をしたいと思い、専門性が高い設計者になりました。
しかし管理職では、この専門性を発揮できません。
そんなことを感じていたときに、ディーラー出向時代に出会った税理士のお客様を思い出しました。
税理士も専門性を活かせる職業ですので、興味がわいてきたのです」
36歳から税理士勉強を始めた松本氏。
設計部門は当時残業時間が長く、勉強時間を確保できないことから、会計事務所に転職しました。
海外で発展できるように企業をサポートしていく
マツダを退職した後、松本氏は、複数の事務所で実務経験を積みました。独立前に勤めた事務所では、大手企業の国際税務も担当していました。
事務所で勤めることに不満はなかったという松本氏。
では、なぜ独立開業をしたのでしょうか。
「マツダを辞めるとき、私は『一国一城の主となる』と決意しました。
事務所の居心地はよかったのですが、ここで独立しないと後で後悔すると感じました」
現在、松本氏は国際税務と創業支援に力を入れています。
「日本だけでなく、海外で発展できるようにお客様をサポートしていきたいですね」
と笑顔で語ってくれました。
プロフィール

松本 裕之(まつもと ひろゆき)氏
1962年 広島県で生まれる
1980年 京都大学工学部電子工学科入学
1985年 マツダ株式会社に入社
2005年 税理士試験合格
2013年 松本裕之税理士事務所を開業
松本裕之税理士事務所(広島県広島市)
国際税務と創業支援が事務所の強み。クラウド会計ソフトなど、お客様に合った柔軟なサービスを提供している。
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