【若手所長の開業日記】監査法人、外資系銀行の経験を活かし競合無縁のポジションで開業
- 2020.05.26
- プロパートナーONLINE 編集部
独立前に「面倒を見てほしい」と2件のお客様が来る
谷口郁夫氏(公認会計士・税理士)は1994年、公認会計士試験に合格し、外資系監査法人の日本事務所に入所。国内外の国際企業の法定監査、国際M&A等に関与しました。
後に米国コーネル大学に留学し、MBAを取得。
帰国後は外資系投資銀行に転職し、日本企業の企業オーナー、富裕層に対する投資アドバイザリー業務に携わりました。
しかし、リーマンショックの影響で勤務先の銀行は社員の7割強を解雇するという大規模リストラを実施。
残された谷口氏は業務が縮小した状況下でしばらく勤務を続けましたが、「新たな自分の成長分野を求めたい」と、公認会計士・税理士としての独立を決意しました。
幸運なことに銀行退職直前に、2つの法人から「うちの会社の面倒を見てほしい」と、顧問のオファーが来ました。
その2社は現在でも引き続き重要なクライアントです。
公認会計士・税理士でただ一人投資助言業を登録
独立後は谷口氏の実務経験とビジネス英語にとどまらない語学力を活かし、外国企業の日本での、日本企業の海外での事業展開サポートに尽力。一方、「日本でただ一人、投資助言業登録している公認会計士・税理士」として競合と無縁のポジションを築いています。
また、「究極経理.com」という独自の記帳代行システムを立ち上げ、ビジネスの幅を広げています。
プロフィール
谷口 郁夫(たにぐち いくお)氏
1971年生まれ
1994年外資系監査法人の日本事務所入所
1997年公認会計士登録
2004年米国コーネル大学MBA取得
2005年外資系銀行に転職
2012年10月独立開業
谷口パートナーズ国際会計・税務事務所(東京都港区)
2012年10月開業。外国企業の日本での事業展開サポートをベースに、富裕層に投資助言業務を展開中。
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