仮想空間は士業業界に変革をもたらすのか? メタバースで変わるビジネス
- 2022.03.11
- プロパートナーONLINE 編集部

物理的な接触や交流が制限されるなか、
インターネット上の仮想空間の活用が注目されています。
市場の盛り上がりや士業業界のビジネスにおいてどのように活用していくか―――。
士業の領域にとどまらず新たな事業にも精力的に取り組みながら、
早期にリモートワークなど新しい働き方に対応している
公認会計士・若杉拓弥氏が、いま注目のメタバース企業・株式会社HIKKYの角田拓志氏に
突撃インタビューをしました。
メタバースはインターネット上の仮想空間全体を意味する
若杉 最近ニュースなどでメタバースについて取り上げられることもあり、
これから身近なものになってくるのかなと思っています。
しかし、実際にどう生活に関わるのかなど、
まだまだわからないこともたくさんあります。
そこで、メタバースとは何なのかについて、
まずはじめに教えていただけますか?
角田 メタバースという言葉の定義や概念について、
実は業界内でも意見が分かれているのですが、
一般的には、〝インターネット上の仮想空間〞で
双方向のコミュニケーションがとれることを
最低限のメタバースと呼んでいます。
スマートフォンでも使用することもできますし、
ヘッドマウントディスプレイでも、パソコンでも使用できる、
というものが多いですね。
若杉 ゴーグルをつけて見る仮想空間上でのものを
メタバースというのかと思っていましたが、
もっと広い意味なんですね。
角田 そうですね。
その先にあるコミュニケーションであったり、
人と人との文化であったり、経済圏であったり、
生活圏というものがメタバースと言われている感じです。
若杉 スマホやパソコンでも3Dの体験ができるんですね。
角田 はい。
スマートフォンでも3Dの体験はできますし、
「ブラウザーVR」、「ブラウザーメタバース」という、
ブラウザーでそのまま体験ができるものもあります。
URLを押すと、そのままバーチャル空間に飛ぶことができて、
バーチャル空間内には店員さんがいたり、友達がいたりして、
ボイスチャットでそのまま話してコミュニケーションをとる、
というものもすでにあります。
また、ヘッドマウントディスプレイに対応している
ブラウザー3Dというものも存在しています。
若杉 最近テレビで見たのですが、
1回ゴーグルをつけて体験をしてみたいなと思っていました。
角田 それはぜひ!
みなさんに体験していただくことをお勧めしています。
私ががんばって言葉にしてもまったく伝わらないのですが、
ゴーグルをかけたら一発ですね(笑)。
没入感が強くて、まるで本当にその場で
会話をしているような感覚を味わえると思います。
角田拓志氏
株式会社HIKKY CMO /CSO
大学卒業後、CSや法人営業を経験後、2015年よりゲーム業界マーケティング職に転身。
その後2018年から世界最大 (ギネス認定) のメタバースコンベンション
『バーチャルマーケット』運営の株式会社HIKKYにてCSO兼マーケティング統括責任者に従事。
https://www.hikky.co.jp/
若杉拓弥氏
株式会社アカウティングプロ 公認会計士/代表
管理会計導入、新規事業立案や資金繰改善といった経営コンサル業務を中心に企業をサポート。
また、ものづくり補助金の採択率は全国の会計事務所の中でもトップクラスを誇る。
その卓越したノウハウを活かして中小企業の経営改善を支援している。
https://acctpro.co.jp/