【特集】人事コンサルで売上UPと顧問先との関係性構築

2022.07.06
プロパートナーONLINE 編集部

顧問先の人事課題解決に取り組むなど、コンサル業務に注力する
ベンチャーパートナーズ社会保険労務士法人の須田修巳氏。
半年で６件の人事コンサルを受注した須田氏が明かす、
士業が人事サポートを行うメリットや方法を公開します。

「人」の悩みを引き出し評価制度の構築を提案

近年、転職市場が活発になり、
良い人材をどのように確保するかが、企業の課題となっています。
私たち士業の顧客の大半を占める中小企業も、
この悩みに直面しており、人材の流出を防ぐこと、
各従業員の生産性を向上させることを望む経営者が増えています。

そのために、社員の業務レベルを向上させることは当然ですが、
同時にモチベーションを高めることができれば、
今いる組織のなかで頑張る社員が増え、
結果的にこれまでより生産性があがり、
定着にもつながると考えています。
このサイクルを実現する仕組みが、『人事評価制度』です。

そもそも人事評価制度とは、
等級・報酬・評価を明確にした制度のことです。
なかでも一番肝になるのは、等級制度です。
役職ごとに求められる業務や裁量、
責任の範囲を明確にしていく制度を指します。

次に報酬制度は、等級制度で明確にした職階ごとに、
給与を決めたものです。
そして評価制度は、等級制度で洗い出した業務や役割を、
半年や一年ほど経過したときに、
どの程度できるようになったのかを確認する
通知表のようなものです。
経営者は、常に人・物・金に何かしらの悩みがあるため、
顧問先から人に関する話題が出たら、
まず私は、「人事評価制度はありますか」、
「今どのように評価をしていますか」といった質問をします。

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