紹介だけでは生き残れない!「選ばれる社労士」になるための3つの方法
- 2022.03.14
- プロパートナーONLINE 編集部
近年、経済の悪化が進み、1999年に485万あった企業は、
2016年には359万にまで落ち込んでいます(※1)。
一方で、社会保険労務士の数は年々増加傾向にあり、
1990年には約1万7千人だった登録者数は、
2021年には約4万3千人となっており(※2)、
社労士一人あたりの対応企業数も減り続けています
このように、年々顧客獲得競争が激しさを増していくなか、
社労士業界は、「顧客が知り合いを紹介して新規顧客を獲得できる時代」から、
「数ある社労士事務所のなかから顧客に『選ばれる』時代」へと変化してきています。
では、選ばれる社労士になるために、これから何をしていくべきなのでしょうか。
※1 出典:経済産業省『2020年版中小企業白書・小規模企業白書概要』
※2 出典:全国社会保険労務士会連合会『社会保険労務士白書2021年版』
提供しているサービスの「可視化」が重要に!
社労士事務所は、その専門知識やスキルを活かして、目に見えないサービスを提供しています。
そのため、企業の担当者は、実際のところ、
社労士がどんなことをしてくれるのかは意外と知らないものです。
また、事務所ごとの違いもわかりにくいと感じているのが現状です。
そこで、社労士側から積極的に提供できるサービスを可視化して、
事務所を「ブランディング」していく必要があります。
そのブランディング手法には、世界共通で以下の3つがあります。
①セミナー登壇
②情報配信
③書籍出版
この3つのブランディング手法の効果について解説していきます。
3つのブランディング手法の効果
①セミナー登壇
セミナーに登壇する大きなメリットは、「先生」という立場を確立できることです。
さらに、どんな業務を得意としているかをアピールできるため、
ターゲットを絞った訴求もできます。
国家資格を持つ専門家という安心感に加え、
「◯◯に詳しい先生」というブランドが加わることで、
社会的な信用度が増します。
②情報配信
メルマガやニュースレターなどでの情報配信も重要です。セミナーに参加した人や勉強会や交流会などで知り合った人に、
定期的に情報を届けることで、継続的なつながりをつくることができます。
また、助成金や法改正などの情報を配信することで、
潜在的なニーズを掘り起こし、新規の問い合わせが獲得しやすくなりますし、
事務所自体のブランディングにもつながります。
また近年では、TwitterやYouTube、
TikTokなどで情報収集する人も増えています。
こういったSNSでの情報発信もブランディングに有効です。
③書籍出版
WebやSNSを使ったブランディングが浸透してきているとはいえ、「書籍」もまだまだ効果的なブランディング手法です。
Web媒体であれば、誰でも気軽に情報発信ができるということがメリットですが、
同時に、「どれだけ信用できるのかがわからない」点がデメリットになりえます。
その点書籍は、ある程度、影響力があるような人にしか
出せないというイメージがあります。
そのため、必然的にWeb媒体に比べて信用度が高くなるわけです。
また、Web上には膨大な情報がある分、
届けたい人に確実に情報を届けられるとは限りません。
書籍であれば、顧問先や提携企業、見込み客の手元に確実に届けられて、
かつ「記憶に残りやすい」というメリットがあります。
このように、「本を出版すること」は、特に信用度が高く、
相手の記憶に残りやすいブランディング手法だといえます。
書籍をより効果的に活用するには?
書籍出版はブランディングにとても有効であり、「選ばれる社労士」になるための最も効果的な方法であると言えます。
さらに、書籍を活用した施策を実施することで、より効果が高まります。
代表的な活用方法を2つご紹介します。
①紹介が見込める企業などに献本する
見込み客やセミナーの参加者、また金融機関や保険会社の営業マン、近隣のクリニック、図書館などに書籍を献本することで、
そこから紹介をもらう仕組みを作ることができます。
②書籍に関連したテーマでセミナーを開催する
書籍を出版したら、関連したセミナーを開催することで、見込み客を獲得しやすくなります。
セミナー参加者に、特典として書籍をプレゼントするのも良いでしょう。
しかし、自費出版となると執筆にかける時間も
お金もそう簡単には捻出できないものです。
書籍出版の近道の一つが、「共同出版」です。
共同出版とは、複数の先生で協力して書籍を出版するプロジェクト。
単独での出版に比べて、執筆や費用の負担を減らして
書籍出版の実績をつくれる点が特徴です。
具体的なブランディングを実施できていないと感じているご事務所は、
まずその第一歩として共同出版を利用してみてはいかがでしょうか。
アックス共同出版企画『いい社労士の見つけ方(仮)』
アックスコンサルティングでは、士業事務所のための共同出版企画を実施しています。第43弾となる今回は、「いい社労士の見つけ方(仮)」をテーマに参加者を募集しています。
詳細は以下よりご覧ください。
▼目次
はじめに
1.社労士に任せられる仕事ってなに?
・社労士って、何をしてくれる人?
・相談してよかった!経営者を助けてくれる社労士の7つの業務
2.既に従業員がいる会社も、これから人を雇いたい人も必見!
会社で社員を雇うときに必要なこと
・採用~入社までに提出義務がある書類や保険って実はたくさん!
3.会社が成長してきたら
・本業に専念したいのに「人事・労務」が大変…は、社労士が解決!
・事業が成長フェーズに入った。さらに加速させたい!
4.社員とトラブルを起こさないために
・社員が増えてくると思わぬトラブルも…会社がやっておくべきこと
・社員とトラブルが発生!誰に相談したらいいの?
5.事業をさらに成長させたいとき
・社員が安心して長く働ける環境を作ることの大切さ
・助成金を活用して事業をさらに成長させよう
・これからの企業が目指すべき新しい会社のあり方
6.おわりに
・他士業について
詳しくはコチラ
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