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ブロックチェーンによって訪れる 会計事務所の未来 記事

ブロックチェーンによって訪れる 会計事務所の未来

世の中は常に変わっていますが、その根本的な価値観に影響を与えるのは“お金”にまつわる変化です。
人は物々交換から貨幣経済へと発展し、貧富の差が生まれました。
また、円とドルの固定相場から変動相場へ移動し、為替相場が生まれました。
今回紹介するブロックチェーンも前述の2項目と同様、人々の価値観に巨大な影響を与えるでしょう。
 

普段、何気なく行っている些細な取引の数々を思い浮かべてみてください。
どんな取引にも“仲介”の存在があり、同時に仲介が必要な取引ばかりだと思います。
一番身近でよくある仲介は銀行です。
預金者の預け入れたお金を企業へ貸し出す間接金融業務を行っています。
不動産に関してもハウスメーカーが建て、それを不動産売買の会社が仲介して販売していますよね。
現在の世の中では、ほとんどの取引に、仲介業者が存在しています。

さて、話は変わりますが“ブロックチェーン”。
これは配布することを主とした環状の技術です。
全員がそこにアクセスでき、各々が別々の暗号化システムを持っているのが特徴です。

例えば、フィリピンからアメリカに出稼ぎに来ていて、フィリピンにいる両親にお金を振り込みたいと思う。
そんな時は、まず銀行が仲介しなければいけない。
振込先の両親が銀行口座をもっていなかったら、とても大変です。
そんな場合は、いよいよ代行会社に依頼することになります。
結果、手続きが終わるまでに、余計なお金も時間もかかってしまいます。

でも、ビットコインなどブロックチェーンにのっているプラットフォームを使用すれば、仲介を介することなく、そのお金を直接両親に送れるのです。
しかも、10分以内に両親が受け取ったということ把握できます。
全ての処理は、チェーンのように連なったブロックに記憶されます。
この形を模して、この最先端の技術をブロックチェーンと呼ぶのです。
そこにアクセスするには、それぞれが暗号を持っていなければいけません。
これによって流通の安全性を確保しています。
小切手に書かれたサインのように、真偽がわからないものよりずっと安全です。
 

仕事を失わないために銀行が投資する?

では、なぜ、仲介者である銀行などが、ブロックチェーンに投資をするのか?
これには2つの理由があります。
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