2022.11.29NEW!
【年末・年始休業中の商品発送について】
年末・年始の休業期間中、商品の出荷対応につきまして下記の通り、ご案内いたします。

≪発送休業日≫
2022年12月28(水)~2023年1月4日(水)

上記期間中のお申込みにつきましては、2023年1月5日(木)以降に順次発送とさせていただきます。予めご了承ください。

通常よりもご注文からお届けまでに多くの日数がかかりますので、お急ぎの場合はご注意ください。
ご不便をお掛けいたしますが、ご理解及びご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

徹底解説!『ブーマー式経営計画ワークシート』①



“会計事務所の3年後の未来を描く”をテーマに、2017年に6回目の開催を迎えた会計事務所のビジョナリーサミット』(主催/株式会社アックスコンサルティング)。
今回のサミットでは、米国トップ500の会計事務所にコンサルティングを展開しているブーマーコンサルティングの創始者、ゲイリー・ブーマー氏が特別来日。
そのサミットの翌日には、ブーマー氏による経営計画の策定手法がわかる『1日集中講座』が開催されました。
そこで解説された経営計画策定手法とは?

今回、プロパートナーONLINEでは、3回にわたってこの経営計画策定手法を徹底解説
第1回では、経営計画を始める前段階でやることから、【STAGE 1 現状把握】について解説していきます。
※「ブーマー式経営計画ワークシート」のダウンロードはこちらから
 

 

『ポジティブフォーカス』
経営計画を始める前に、サービスの棚卸しをする

画像:ポジティブフォーカス記入シート


まずは、この経営計画を始める前に、“自らが取り組んできたことに自信を持つ”ことから始めてみましょう。

ポジティブフォーカス』では、自身の事務所の過去1年間を振り返り、その中で最も良かったことや、達成したことは何だったのかを考えて、3~5つ書いてください。
考える際に、数字で達成したことなどを考えてしまいがちですが、ここではむしろ、1年間で自身は何を学んだか、顧客に対して何を提供できるようになったか、ということも考えていただきたいと思います。

ブーマー氏が社内で会議を行うときは、最初に必ずこのポジティブフォーカスから始めるようにしているといいます。
そうすることで、ポジティブな考えから会議に入っていけるという効果があります。
またその結果、それぞれにポジティブな考え方が身につき、事務所の文化も変わってきます。

余談ですが、この『ポジティブフォーカス』は家庭でも実践できます。
もし学校に通っている子どもがいるとしたら、学校から帰ってきた子どもに、「今日、学校で何か良いことはあった?」と聞きます。
そのようにポジティブなことをまず考える、という癖をつけると、子どもからよりたくさん話してもらえるようになると思います。

 

未来を描く4ステージ、それを実現するための8ステップ

ブーマー氏が提唱する経営計画は、『現状把握』『ビジョニング』『逆さ予算』『行動計画』の大きく4つのステージに分けられます。
そして、その4ステージを実現するための手段として、『D.O.S評価』『10倍シンキング』『ビジョンワーク』『1ページプラン』『上下逆さ予算』『戦略的目標プラン』『90日ゲームプラン』『アカウンタビリティレビュー&年次更新』という8ステップの行動サイクルがあります。
このサイクルを更新し続けていくことで、ビジョンに近づいていくのです。

ブーマー氏は、「経営計画をつくる際に大切なことは『書いてみる』ことと、『責任を持つこと』です」と語ります。
書くことで自分の決意を振り返ることができ、責任感も生まれます。

では、次から4ステージ・8ステップでの経営計画策定をスタートします。

 

【STAGE 1 現状把握】
会社や事務所を取り巻く現状を理解する

■ワークシート①
D.O.S評価

画像:ワークシート①

まずは、『危険』『機会』『強み』という3つの観点から事務所の現状について考え、把握することが重要です。
そして、それをもとに将来どんなことを実現したいのかを明確にしましょう。
『D.O.S評価』では、改めて事務所の現状を見つめ直し、これから設定する具体的な行動計画に必要な要素を洗い出します。
今後の戦略を立てた後に、この評価シートで振り返ってみてください。
そして、その計画が本当にここで考えた『危険』『機会』『強み』に見合ったものなのかを見直しましょう。
この段階を踏むことで、より良い計画ができます。
また、事務所オリジナルの『危険』『機会』『強み』を考える場合は、「若い人材を育成する」などなるべく多くの行動をカバーできる項目が理想的です。
その方が、計画に落とし込むときに広がりが生まれます。項目の数は少なくし、そこから伸びる枝葉が多いものを選びましょう。

■ワークシート②&③
成長モデル記入シート
画像:ワークシート②

10倍シンキング
ワークシート③

まずは、事務所の規模レベルがどれくらいなのかを書いてください。そして、事務所が10倍の規模になった場合、どのように経営するかということを考えてください。
その際に、「規模拡大に興味がない」など、先生が陥りやすい『批判的思考』を排除してください。
なぜ、10倍の規模で考えるのか?
それは、事務所が今よりももっと大きくなった時に、描いたビジョンをどうやって達成するかということを考える助けになるからです。
今後の事務所を率いていくのは所長先生です。
計画を立て、風土を構築し、チームを作るリーダーシップを発揮すれば、結果は必ずついてきます。
まずは10倍の成長を実現するために必要な行動を考え、クリアな視界でビジョン達成にとって必要な行動を洗い出しましょう。

次回も引き続き、『ブーマー式経営計画ワークシート』について解説していきます。
第2回では、現状を踏まえて「どうなりたいか」というビジョンを描いていきます。
お楽しみに。



 

  プロフィール

ゲイリー・ブーマー氏ゲイリー・ブーマー氏

米国トップ500 の会計事務所にコンサルティングを展開しているブーマーコンサルティングの創始者。読者32万人以上を誇るCPA向け雑誌『アカウンティング・トゥデイ』で、“最も影響力のある100人”に過去4度選出されているCPAです。
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