地域の中小企業を育てる信金の"非金融"戦略
- 2022.02.25
- プロパートナーONLINE 編集部
「地域密着型金融」を掲げ、東京都北区、荒川区を中心に95店舗を展開する城北信用金庫。
中小企業のブランディングを支援するウェブメディア『NACORD』をはじめ、その活動は金融機関の枠にとどまりません。
〝非金融〞の取り組みに注力する理由とは?
理事長の大前孝太郎氏に聞きました。
金融機能はインフラ
差別化する付加価値が必要
「日本には十分すぎるほどの金融機関があります。その中で、どのように独自性を発揮していくべきか、いつも考えています」。城北信用金庫理事長の大前孝太郎氏はそう話します。
ネット銀行も浸透し、お金を預かり貸し出す、運用するというフィールドだけでは成長は望めません。
「金融機関はインフラ的な存在で、どこでも同じようなサービスが提供されます。だから、金融機能以外で付加価値を作る努力をしないといけません」。
そこで、2015年に理事長に就任すると、〝非金融〞の取り組みを加速させました。
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