アディーレの弁護士たち 美人すぎる!正木裕美弁護士
- 2022.12.22
- プロパートナーONLINE 編集部
今回ご紹介する正木裕美氏はテレビなどのメディアでもおなじみの『美しすぎる弁護士』。
可憐なルックスと、弁護士という知性を併せ持つ、
まさに“才色兼備”の象徴的な存在ですが、本インタビューでは、
正木氏の半生にピックアップ! 彼女の素顔に迫りました。
“医療”から“司法”へ突然の進路変更
曲がったことが大嫌い、という自他ともに認める強い正義感の持ち主の正木氏。弁護士への道は物心ついた時から半ば固まっていた……と思いきや、
その根底は大学入学後のある出来事がきっかけになっているという。
「父親が医師だったこともあり、元々は医療の道を志して大学は看護科に入学しました。
その頃は弁護士になるつもりはなく、学問も数学などの理系に寄っていました。
そんな時、法律を勉強している友人から“単なるコンビニの買い物も実は契約”といった、
身近な法律行為の例を聞いて、面白いと感じました。
ちょうど時同じくして、親族が病気になり、
その治療の過程で“医療過誤!?”とも思える事態に遭遇しました。
当時、二十歳前後の私はこの事態に対して
“医療の問題を法律を使って解決できるのでは?と、大きな衝撃を受け、
最終的には医療から司法の道へシフトすることを決意したんです。」
とはいえ、この時点では法律知識は全くのゼロ。
しかし、すでに気持ちは石のように固まっていた。
躊躇することなく学校を退学し、法学部へ再入学を果たす。
とはいえ、司法試験は高い壁となって立ちはだかることには変わりない。
この時の気持ちを振り返ってもらった。
「入学当初から明確に弁護士を志望していたわけではなく、まずは法律を学んでみたい!
といった心境でした。
特に前記の体験から医療過誤の事について詳しく知りたい。
という思いが強く、先駆者の加藤良夫先生が南山大学にいらっしゃいましたので、
そこへ進みました。
ところが、不幸なことに私の在学中は、加藤先生は教鞭をとっておらず、
卒業まで一度も教えを受けることができなかったんです。
後に先生は法科大学院の教壇に立っていることが分かったのですが、
大学4回生になってストレートに司法試験を目指し法科大学院を目指したかというと、
司法試験は超難関試験という認識は当然もっていましたので……ヤバイなあ。
受かるかな、と悩みました。
ただ、だからといって一般企業への就職に視野を向けると、
それはそれでちょっと違う。
自分にウソは付きたくない! と思い、
また、ちょうど司法試験の制度が変わり、
弁護士への門戸が開かれた時期ということもあって、
少ない可能性に賭ける気持ちで司法試験へ舵を切りました。」
必勝アイテムは“幸運のボールペン”
スーパー集中力でどこでも勉強できます!?
ここで少し話はスライドするが、昔から受験勉強にはラッキーアイテムや、ジンクスといった “ゲン担ぎ”が存在する。
司法試験学習は日に十数時間、それを毎日、
数年間にわたって机との格闘に明け暮れる国内最難関試験であり、
さらに合格後も職業柄、法廷で勝ち負けを争うことプレッシャーの強い仕事だ。
正木氏にこのことを伺うと…
「司法試験にのぞむ際に使っていたボールペンがあるんですが、
これは今でもずっと持ち歩いて使っている唯一のラッキーアイテムです。
私はジンクスを作ると、それに引っ張られてしまいマイナスに働くので、
極力作らないようにしています。ただ、このペンだけは別です。
もともと物持ちが良いのですが、これはずっと使っていこうと思っています。」
受験勉強について伺うと……驚くことに、
正木氏は一度学習を始めると“極度の集中状態”となり
周囲の音が一切聞こえなくなるスーパー集中体質であった。
メインの学習場所は自宅と法科大学院だったが、
レストランや喫茶店などざわついた環境においても、
動じることなく効率の良い勉強ができたという。
「勉強中は、名前を呼ばれても全く気付かない状態になります。
逆に静かな場所だと小さな物音が気になってしまうので音があった方がやりやすいです」
自宅でも付けっぱなしのテレビを眼前に黙々と受験勉強に取り組んだという。
また、特徴的なのはほとんどペンを取らず
ただ黙々と読むことで学習を進める点である。
司法試験は論文試験なので、
通常は必死になって“書く”練習をするそうだが、
正木氏はただ一人、ひたすら“読む”ことに徹した。
こうした学習法が功を奏し、法科大学院卒業後は1回の受験で合格する。
まさしくスマート!
しかし、内実はその真逆で、受験直前の心理状態はボロボロだったそうだ。
「受験者のうち多くの方が、
緊張と落ちた時の不安でメンタル的にボロボロになります。
私も例外なく前日まで受験をするか悩んでいて、
正直、泣き崩れていました。
試験の初日が択一問題だったのですが、
もうさんざんな結果になり、落ちただろうと消沈。
そこでなぜか逆に吹っ切れて、
翌日の論文試験には豪胆な気持ちで臨めました。
そうしたら……まさか合格(笑)。」
弁護士になってからは会社法務や、
刑事弁護など様々ジャンルへ取組んでいる正木氏だが、
現在、『働き方改革』をはじめ、
世間の注目を集めている労働問題に関しても強く意識をしているという。
「私はもともと、労働事件を取り扱う上で
労働者側の弁護をしたいという思いがありましたが、
労働者を守るにあたっては“使用者の意識の改革”が必要で、
逆に使用者側から相談を受けた場合も労働者とのトラブルを回避するため
“労働者のための改革”が必要になり、
つまり、どちらの側に立っても結果的に同じことが必要です。
そのため、究極的にはどちらの側も無いと考えています。
また、こうした労働問題には積極的に国が介入・援助をするべきです。
やはり、それなしでは根本的な解決が難しいでしょう。
現・国会のように労働の改革を取り上げることは大切だと思いますが、
高度プロフェッショナル制度(※1)にしても、
必要のない残業を減らすという目的を即しているのか?
膨大で大変な仕事量を、制度の基、労働者に押し込んでいるのではないか?
などと、まだまだ議論の余地を感じます。
その一方、“同一労働・同一賃金”や“残業代未払い問題”であったり、
仕事だけではなく私生活を充実させる取組みに対しては、
将来的にそういう社会になってほしい、
またそういった社会で働いていきたいと切に願っています。
そして、私は女なので、女性の就労率や意思決定層への登用率の向上
といった取組みに対しても意見をしたいのですが、
就労希望者の中には子育てをする世代の方もいて、
そうした条件下で就労することを、
日本の大部分を占める中小企業がすべて受け止めるのは現実的には難しいと思います。
なので、ここでも行政の援助が絶対的に必要だと感じています。」
美貌の秘密を伺うと意外にも運動は苦手……!?
さて、ここからは正木氏の弁護士としての一面とは違ったプライベートな話に移りたい。テレビやネットなどのメディアに多数出演して、
その美しさで評判ゆえ茶の間をわかしている正木氏。
どうしてそんなに美しいのか?
きっとストイックで特殊な健康法などがあるに違いない!
と伺ってみたところ、意外な答えが返ってきた。
「休みの日は一日中寝ていられるぐらい寝ることが大好きです!
寝つきもすごく良くて、布団に入ってから数秒で眠れます。
それで心理的にもリセットされるようで、
悩んでも苦しんでも眠ればスッキリです (笑)。
特殊な健康法は……無いですね。運動も散歩ぐらいしかしません。
というか運動が大嫌いなのです。
足も遅いですし、球技も苦手。
学生時代はずっと文科系の部活に所属していました!
本当は所属すらしたくなかったのですが、全員強制加入の学校だったので、
しかたなく中学時代は合唱部……当然ユーレイ部員です(笑)。
高校時代は美術部……ご想像の通りユーレイ部員です(笑)。
でも、サボリ症だからじゃなくて、ホント~に運動神経が悪いんです!
とはいえ、自転車には乗れます!! 得意げにいうのもなんですが(笑)」。
正木氏いわく、美容意識は薄く、
周囲の女性の“女子力”には驚かされるとのこと。
続いて趣味を伺うと……
「ゲームが好きです。『ドラクエ』とかやると夢中になっちゃって。
電車や飛行機で移動中にニンテンドーDSでずっとやっています!
漫画も大好きで……最近は『キングダム』を反復して読んでいます。
かといって“歴史が好き!”というわけではないです。
いわゆる“熱い”ストーリーが好きなんです。
少年誌、成年誌の熱血漫画を読んでいると、いつしか涙腺が刺激されて……
気が付けば大号泣なんてことが昨年は何度かありました。
昔っから涙もろくて、この“涙を流す”ということがゲームや漫画と同じく、
私の大切な“リフレッシュ”なんですね。
不思議なもので10回読んだ漫画でも、
読むたびに号泣してしまいます(笑)。泣くとスッキリします。」
さらにプライベートに切り込んでいく!
「家族構成ですか? 4人きょうだいの長女です。弟2人の妹1人。
男兄弟がいるから少年漫画を読むと思うかもしれませんが、
弟は私と趣味が違って『グラップラー刃牙』などの格闘ものを読んでいます。
もちろん、漫画ばかりに影響を受けたわけではありません。
法学の基本書のひとつに内田貴氏が著者の『民法』という本があります。
最初はそれほど意識していたわけではないですが、
法律を学ぶきっかけをくれた友人が
『著者の内田がこう言っている』『内田はこう書いている』というわけです。
私も勉強の際に手にとって読むわけで、
次第に偉大な一冊として認識するようになりました」。
そして気になる”食”に話が触れると……
「焼肉が大好きです! 焼き加減は限りなくレアが好きですね。
また、テレビ出演の関係で全国各地へ伺うんですが、
地方の料理は……すごく美味しいです。
大分県や鹿児島・石川県・愛媛、特に青森県は、
これからの時期は山菜が、夏になれば嶽きみ(トウモロコシの一種)が、
もちろん海の幸も、一年中美味しいものがあるんです。
今後も行く予定なので楽しみですね!」
美しく可愛らしい一方、弁護士として勇ましく法廷に立つ二面性をもった正木氏。
インタビューの最中、終始笑顔で対応頂いたが、
やはり弁護士としての話を聞く際は、眼の力の入り具合が変わる。
今後も弁護士業界、随一の才色兼備の存在としてご活躍されるだろう。
(※1)専門職で年収の高い人を労働時間の規制の対象から外す取組み。
年収1075万円以上の専門職が対象。
通常、労働基準法では法定労働時間外の労働に対して割増賃金の支払いを義務づけているが、
対象となる働き手は残業や深夜、休日労働をしても割増賃金が払われなくなる。
アディーレ法律事務所の次回企画予告
次回はアディーレ法律事務所・随一の強面、石橋力弁護士です。
お楽しみに!
プロフィール
正木 裕美(まさき ひろみ)氏
アディーレ法律事務所 名古屋支店
資格:弁護士・行政書士(有資格)・宅地建物取引士(有資格)
所属:愛知県弁護士会
出身:愛知県
出身大学:南山大学法学部・南山大学法科大学院
資格:弁護士・行政書士(有資格)・宅地建物取引士(有資格)
所属:愛知県弁護士会
出身:愛知県
出身大学:南山大学法学部・南山大学法科大学院
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