不明点があってもその場で解決! 自計化のルールが確立できていない顧問先にクラウド会計はオススメ
- 2020.05.26
- 株式会社 アックスコンサルティング

開業から40年以上にわたって地元に密着してきた税理士法人木村会計事務所。
現在自計化している顧問先の一部にクラウド会計ソフトを提案しています。
今回、社員税理士の木村稔氏よりクラウド会計のお勧めポイントをお話しいただきました。
クラウド会計を提案すると顧客から好反応!
現状、自計化のお客様は、先方に訪問して入力内容を確認し監査をさせていただくのがほとんどです。中には入力データをメール等で送っていただき、内容を確認させていただく場合もあります。
自計化の問題点としては、財務データを常時共有できないところ。
お客様の日常の処理における不明点が適時に解決できないことがあり、非効率な面もあります。
そこで、新規のお客様や自計化のやり方が確立できていない既存のお客様に、クラウド会計ソフトを提案しています。
現在、約20件のお客様にクラウド会計ソフトを導入いただいております。
こちらから提案することがほとんどですが、多くのお客様から好反応をいただいております。
クラウドのセキュリティについて賛否両論ありますが、私は自社にサーバーを置くよりも安全だと思います。
震災などの災害が起きたときでもデータが守られますからね。
お客様も特に抵抗なく使ってくれています。
移動時間がコストとなる地方事務所にぴったり!
クラウド会計ソフトは会計事務所とお客様の双方向で会計データを見ることができて便利です。
お客様の方で不明点が出たときは、メールなどで連絡してくれるので、すぐ対応できます。
問題解決のスピードが格段に早くなりました。
自計化のお客様へ訪問するとなると、移動時間が大きなコストとなりますよね。
クラウドですと、お客様に事務所に来てもらう「来所型」スタイルも可能となります。
「来所型」は効率的です。
事務所でデータを見ながらアドバイスできますから。
操作に関しては、どうしても既存の会計ソフトがあり、そちらの方が使い勝手が良いものです。
しかし、今は過渡期なので、ゆくゆくはクラウドの操作に慣れていくのではないかと思います。
クラウドは会計だけでなく給与計算や請求書作成までできるのが魅力ですね。
会計はシステム化していても、給与計算や請求書作成はアナログだったりする会社は多いものです。
そんなお客様にクラウドの給与や請求書を勧めると、便利に感じてくれます。
今後はクラウドを活用して経理代行にも注力したい!
当事務所は記帳代行のお客様が多いので、今後は経理代行に力を入れていきたいと考えています。
経理代行はマンパワーが課題となりますが、クラウド会計ソフトを使って効率的に推し進めていきたいです。

社員 税理士
木村 稔氏
1975年開業。「企業を愛し、企業と共に歩み、企業繁栄に奉仕する」を経営方針に掲げ、40年以上にわたって地域に密着した会計事務所として親しまれている。
関連コンテンツ