実務力を高めることが究極の差別化戦略 ~この本に学ぶ~
- 2020.05.26
- プロパートナーONLINE 編集部
士業は顧客が抱える問題解決に注力するべき
本書を執筆した横須賀輝尚氏と監修者の菰田泰隆氏は2017年、全士業向けに『高難度業務研究会on 弁護士顧問契約LEGALMAGIC』を立ち上げました。高難度業務とは、法的思考力を要する例外的なケースや刑事事件が絡む案件など、高い実務力が必要な業務のことです。高難度業務を扱える士業を増やし、業界全体のレベルを底上げすることが、会の発足および本書を出版した狙いだといいます。今、この時代に高難度業務に取り組むべき理由は、士業による問題解決にニーズがあるからだと横須賀氏はいいます。「情報量が増え、人々の価値観も多様化しました。その結果、ハラスメントなどの新しい概念が生まれ、企業で起こる問題は複雑になってきています。しかし、問題を解決できる士業はごくわずかで、彼らに仕事が集まっているのが現状です。これからはもっと多くの士業が高難度業務を通じて、問題を解決していくべきだと思います。逆にそれができないと、手続き代行業者同士の価格競争に巻き込まれてしまうでしょう。今のうちに実務力を高め、問題解決をサービスに組み込むことが差別化につながります」。
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プロフィール
横須賀 輝尚氏(タイトル写真右)
パワーコンテンツジャパン株式会社 代表取締役
2003年に行政書士事務所を開設し、独立。2007年には士業向けの経営スクール『経営天才塾』をスタートさせ、全国延べ1700名以上が参加。現在はパワーコンテンツジャパン株式会社の代表取締役としてコンサルティング事業を展開しつつ、WORKtheMAGICON行政書士法人の代表社員も務める。
菰田 泰隆氏(タイトル写真左)
弁護士法人菰田総合法律事務所 代表弁護士
2013年、弁護士登録と同時に菰田法律事務所を開設し、独立。2016年には社会保険労務士事務所を開設し、顧客の顧問社労士兼顧問弁護士として、高品質の労務管理コンサルティングを実現。現在も〝弁護士の枠を超えた新しい価値の提供〞を理念に、ほかの事務所にはできないサービスを多く取り扱っている。
パワーコンテンツジャパン株式会社 代表取締役
2003年に行政書士事務所を開設し、独立。2007年には士業向けの経営スクール『経営天才塾』をスタートさせ、全国延べ1700名以上が参加。現在はパワーコンテンツジャパン株式会社の代表取締役としてコンサルティング事業を展開しつつ、WORKtheMAGICON行政書士法人の代表社員も務める。
菰田 泰隆氏(タイトル写真左)
弁護士法人菰田総合法律事務所 代表弁護士
2013年、弁護士登録と同時に菰田法律事務所を開設し、独立。2016年には社会保険労務士事務所を開設し、顧客の顧問社労士兼顧問弁護士として、高品質の労務管理コンサルティングを実現。現在も〝弁護士の枠を超えた新しい価値の提供〞を理念に、ほかの事務所にはできないサービスを多く取り扱っている。