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  • 税理士の顧客拡大に必要な集客方法とは?

    独立開業をした、もしくはこれからするという税理士が最初にぶつかる壁は“どのようにお客様を獲得していくか?”という顧客の獲得・拡大ではないでしょうか?開業してしばらく経ち、さまざまな集客方法をすでに試してみたという事務所でも、まだ実践していなかった集客方法があるかもしれません。ここでは、顧客拡大に力を入れるべきタイミングとさまざまな集客方法についてご紹介します。 税理士が新規顧客拡大に力を入れるタイミングとは税理士事務所の経営戦略として、売上を増やすためには、顧問先の顧客数を増やす、または顧客単価を上げるということが考えられます。顧客の単価を上げるためには、相応のサービス向上が必要となり、頭を悩ます方も多いかと思いますが、集客をして新規顧客を開拓する方法は、多様化しており、顧問先数を増やすための取り組みは、すぐに始めることができます。 開業したばかりで顧問先が少ない税理士事務所会社設立をしたばかりの事務所で、集客方法を模索しない事務所はありません。開業前は、当たり前のように顧客の税務相談に乗り、書類作成をしてきたが、それは、勤務先の会計事務所に依頼された仕事があってのこと。開業すれば、まずは依頼を取ってくることから始めなければならず、「相談をしてきてくれるお客様」を作らなければなりません。 既存のお客様からの紹介が増えない税理士事務所開業当初、今まで付き合いがあった顧客からの紹介は重要です。その顧客に対してしっかりとしたサービスを提供できていれば、集客に困るということはありませんが、それがずっと持続していくとは考えにくいです。事務所づくりにはさまざまな経営戦略がありますが、上記のような事務所はまずは集客に力を入れるべきだと考えられます。 税理士が取り組むべき集客方法税理士が新規顧客の開拓をするうえで、具体的にどのような集客方法があるのかについて解説していきます。 2018.05.24
  • 介護・医療特化 介護特化には 人事労務が必須

    介護業界と、介護に関連の深い歯科・医療に特化し、熊本県内でトップクラスのシェアを誇る社会保険労務士法人みらいパートナーズ。代表の三浦修氏に、業界特有の課題に対応するためのノウハウを聞きました。 助成金をきっかけに介護業界に絞り込み三浦修氏は2008年、熊本県熊本市にクロスフィールズ人財研究所を設立。開業当初は業種を限定せず、助成金業務を中心に顧客を増やしていましたが、現在は25%が介護施設、15%が歯科医院、10%が病院・クリニックと、半分を介護と医療の顧客が占めます。介護業界に注力し始めたきっかけは、『地域再生中小企業創業助成金』。失業率改善の動きが弱い地域での雇用創出を目的に、対象の21道県で創業し、従業員を雇用した事業者に給付される助成金です(2013年に廃止)。助成金の支給対象となる業種は各道県で選定され、熊本県では食料品製造業、飲食料品小売業、そして社会保険・社会福祉・介護事業が指定されました。「九州や東北の社労士にとってこの助成金は花形の業務で、私も注目していました。ちょうど、小規模デイサービスやデイサービス併設型の住宅型有料老人ホームが増えていた時期だったこともあり、介護業界に注力しようと考えました」と振り返ります。2010年には、老人ホーム事業を始めた地元の建設会社から、新設する住宅型有料老人ホームの助成金と人事労務のサポートを依頼されました。これをきっかけに、介護施設の顧客が紹介で増えていったといいます。 人事労務を武器に紹介で顧客を獲得数ある社会保険労務士事務所の中で、三浦氏の元に紹介が集まるのは、人事労務のサポートができるからです。介護施設へのサービスは主に、助成金、許認可申請、人事労務の3つです。特に人事労務のニーズが高く、介護施設と関係を築くには人事労務のスキルが必須だといいます。その理由は2つ。1つ目は、人員基準のある介護施設は、開業時に多くのスタッフを確保する必要があることです。数十名を採用する施設もあるため、開業と同時に人事労務の整備が求められます。2つ目は、女性と有資格者が多い職場であることです。「女性が多い職場では、働き方など女性ならではの権利主張が起こります。また、有資格者が多い職場は、パワハラ、セクハラ、いじめなどの問題が起こりやすい傾向にあります」と三浦氏は解説します。「これは、専門スキルとマネジメント能力のバランスを取るのが難しいことが原因です。スキルの高い人が管理職に向いているとも限らず、部下の方が専門性の高い資格を持っている場合もあります。そうすると、部下から上司へのパワハラも起こり得るのです」。 成功する介護業界特化3つのポイント1  人事労務のニーズに応える〝開業時に多数のスタッフを採用する〟〝有資格者が多い〟などの要因から、人事労務のニーズが高い。事業所内のトラブル対応なども含めた人事労務のスキルがあることで、紹介をもらいやすくなる。2  第三者目線で伝える有資格が多い職場では、社労士が中立な立場で研修や面談を行うことで、経営者と従業員の対立を防ぎ、調和がとれる。みらいパートナーズのロゴは、3人の人が同じ方向を向いているようなデザインを採用。これは、経営者、従業員、社労士を表している。3  伴走型のサポート就業規則は〝つくって終わり〟では意味がない。そのため、みらいパートナーズでは、就業規則作成は労務顧問契約を結んだ顧客からしか受けていない。あくまで労務顧問がサービスのベースとなる。 社労士が緩衝材となりルールの運用をサポート人事労務のトラブルを収めるため、事業所内のルールをつくる、面談に同席する、研修会を開くなどのサポートをするのですが、その際に心がけているのが〝第三者の目線で伝える“ことです。三浦氏は、「経営者と従業員が対立するのではなく、お互いに信頼関係を築ける風土や文化をつくること」を大切にしています。そこで、就業規則やルールをつくった際の説明会では、法律をベースに話すのではなく、〝このルールがあることで、全員が気持ちよく働くことができる“という伝え方をするのだといいます。「経営者が話すよりも、社労士が緩衝材となった方が、従業員も素直に受け入れることができます。もちろん、最終的には使用者である経営者側に立つのですが、あくまで中立な立場で、人間関係の調和を重視します。法律を盾にした伝え方にならないよう、専門用語を使わないこともポイントです」。また、就業規則作成や助成金は、労務顧問契約を結んだ顧客にしか提供しません。これは、解釈を間違えて運用するなど規則が一人歩きすることを防ぐためです。「労務管理の軸は就業規則です。正しく運用されなければ意味がありません。助成金も同じです。ですから、私たちはお客様に寄り添い、一緒に走っていく〝伴走型“の事務所であることにこだわっています」。 地域包括の流れに乗り歯科・医療にも注力「介護業界に強い」「人事労務ができる」というブランドが浸透するにつれ、新たなマーケットが広がります。医療機器メーカーからの紹介が増え、歯科医院、病院、クリニックの顧客が増加しました。この背景には、厚生労働省が2025年までの構築を目指す『地域包括ケアシステム』があります。 2018.05.22
  • 【税理士を変更した理由】父から会社を受け継いで驚愕の事実が発覚! 父との関係に甘えてなにもしない“やるやる”詐欺税理士

    人間関係だけで乗り切ろうとして実際は何もしない“やるやる”詐欺税理士ではなく、積極的に経営計画を提案してくれる癒着無しのクリーンな税理士さんを紹介してください! 飲食店経営横峯社長(仮名)の告白私は5年前、国内に200店舗のチェーン居酒屋を運営する東京の大手飲食店に勤めていました。その企業は、海外にも日本食レストランを展開していたため、私は入社から2年でサンフランシスコに転勤することになりました。そのレストランで働く日本人は、私と一緒にサンフランシスコに配属となったY君の2人だけ。私たちが、そこで働くアメリカ人に日本食の作り方やホールでのお客様対応などについて教えるということが課せられた2人の任務でした。私はその後、サンフランシスコでの任務を終え、ハワイの日本食レストランへ転勤、1年前に日本へと戻り、会社を退社しました。そんな私の実家は、富山県の片田舎にあり、父は地元では有名な飲食店の経営者です。ゆくゆくは父親の会社を継ぐために東京や海外で武者修行をしており、いよいよ父の会社を継ぐことになりました。経営のノウハウはすでに父から学んでおり、今までに得た知識・経験を従業員に教え、会社に新たな風を吹かせ、「新時代の幕開けだ!」と息巻いていたところ、父から顧問税理士を紹介されました。父とは長い付き合いの個人事務所を営む税理士でしたが、とにかくこの税理士が約束を守らない、最悪の税理士でした。 約束を守らない、最悪の税理士そもそも父は、新店舗の企画・展開については積極的でしたが、経営計画に関しては無頓着で、全て顧問税理士のK先生に任せていました。私が引き継ぐ際に、会社の組織づくりや経営計画を見てみると、ほぼ何も手が付けられておらず、辞めていく社員も多く、売上も年によってばらつきがありました。「今までK先生はどのような仕事をしてきたのだろう?」と疑問に感じましたが、そこは地方の片田舎。そもそも社長である父の人脈や看板が経営に大きく左右しているため、父一人の力で会社を引っ張ってきたのだなぁ、と感じました。早速、引き継ぎのためK先生にお会いしました。K先生は父よりも年上で、高齢の方でした。 2018.05.21
  • 数字は語る!売上・従業員を増やすためにも 〝働き方改革〞が効果的

     顧問先の業績を上げるため〝働き方改革〞を支援しよう開業後4年以内の企業のうち、ほぼ100%に『柔軟に働ける企業にしたい』という意向があります(図1)。実際のところ、特に『在宅勤務制度』と『フレックスタイム制度』の導入率は、既存企業よりもかなり高くなっています(図2)。また、売上が増加している企業の割合は、柔軟に働ける制度の利用者がいる企業の方が高い傾向にあります(図3)。このような制度導入が業績に影響していることを鑑みると、『働き方改革』は中小企業にとって無視できない課題なのかもしれません。一方で、開業4年以内の企業が既存企業に比べて大きく出遅れているのが、育児休業の利用率です(図4)。退職者の中には、『仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさでやめた』という人も一定数います(図5)。このような事態を避けて人材を確保するためにも、働き方を変える制度を導入し、確実に運用していくべきです。  2018.05.10
  • 【動画】開業初年度で紹介25件を獲得する、会計事務所アリーのマーケティング

     仕組み化できる紹介営業。母数✕紹介率を向上させる方法開業初年度から紹介25件を獲得し、売上高1億円を目指す会計事務所アリ―。代表の田中氏は、監査法人時代の同僚とともに2016年に会計事務所アリ―を設立。営業と実務を完全に二つに分け、田中氏は主にマーケティング・営業を担当している。開業当初、なかなか売上が上がらず、ひたすらに交流会に参加し続け獲得できた顧問先は5件。「あの頃がいちばん辛かった」と田中氏は振り返る。初年度の反省を活かし、2年目は自事務所の強みを明確にし、そこからターゲットを定め営業をかけていった。数々のマーケティング・営業戦略の中で、いちばん効果があったのが『提携』だと話す田中氏。具体的に田中氏が実践したマーケティング戦略は以下の4つ。 ▶顧問先からの紹介獲得▶Webマーケティング▶他士業との提携▶外資系保険営業マンからの紹介司法書士、社会保険労務士、保険会社、HP制作の会社等にアポ取って、会いに行って、ひたすら提携を進めていった。結果、初年度だけで25件の紹介を獲得。田中氏の提携~紹介獲得までの流れを簡単にご紹介します。 【1】リストアップウェブサイトを検索して1業種50~100件をリストアップ。企業HPのお問い合わせへメールで提携を案内。 【2】定期接触定期的に接触を続けていくことで信頼関係を深めていく。 【3】メルマガを活用する定期的な接触を継続することはなかなか難しい。その代替え策としてメルマガを活用。最初は反応がないが、400件を超えた辺りから反応がでてくる。新しいサービスなどの案内を送るとすぐに契約につながることもあるし、紹介につながることもある。「自分の強みをまず決めて、それを活かしたサービスをお客さん・提携先に提案していくことが大切」と話す田中氏による本セミナー。ぜひ、ご事務所の成長に向けた取り組みの参考としてご覧ください。  2018.05.08
  • 【私が税理士を変更した理由】こちらから言わないと音沙汰なし“スーパー放置プレイ税理士”にウンザリ!

     南国料理店経営森社長(仮名)の告白私は現在、都内でも『住みたい街ランキング』の上位に入る人気の駅から、ほんの数駅離れた駅前で、南国料理店を営んでいます。飲み屋が多く人が集まる駅から『ほんの少しだけ離れること』は、お店のコンセプト的に譲れないものでした。元々、大学を卒業後、一般企業の営業職となり成績も悪くうだつの上がらない毎日を送っていました。私はそのストレスをぶつけるかのように、夏も冬もサーフィンに明け暮れ、いつの日か脱サラして自分の店を持ち、自分のペースで生活していきたいと、漠然と考えていました。そんな私も二十代後半に差し掛かり、世間からは「アラサー」と呼ばれる年頃。営業成績も役職も上がらず、変わらず廃人のように平日を過ごし金曜の明け方から海に通う毎日。ある夏の終わりに、茨城の海で砂浜にはまって動けなくなっている一台のボルボ240GLを救助しました。乗っていたのは、日に焼けた肌がとても似合う素敵な女性。彼女は私と同じ歳で共通の趣味を持つことから、いつの日か週末は必ず海で待ち合わせするようになり、冬が終わる頃には私たちは一緒に暮らすようになりました。彼女の実家は茨城で農家を営んでおり、ご両親も跡取りとして農家を継いでくれることを期待していたようですが、私たちは、「居心地のよい店を持つ」という、共通の夢を持っていて、その夢を実現すべく私の地元で南国料理店をオープンさせたのです。「海帰りに立ち寄りたくなる、居心地のよい店」をテーマに、アメリカのダイナーのメニューをベースに、ジャマイカ料理、ハワイアン料理、タイ料理と、一年中“夏”を感じることができる私たちの店は、常連客を中心に口コミで広がり、あっという間に人気店になりました。お店を立ち上げたばかりの頃、私たちは「どう店を宣伝していくか?」ということに、いちばん時間をかけて考えました。某巨大口コミサイトや、人気のSNSサービスへの投稿、フォロワーの多い友人に紹介してもらうということは、全く考えませんでした。結局、とった方法とは、「なにもしない」ということでした。おかげさまで、少しずつですが人が人を呼び「居心地がよくて、美人(嫁)がいる店」として、今では評判の店となりました。話は突然に変わりますが、うちの顧問税理士・P先生は60代の男性。開業準備の段階からお世話になっており、それこそ最初のうちは毎月来てくれましたが、先生が来る時間帯は決まって店が忙しく、あまり話ができないからか、今では年に1回しか来なくなりました。せめてお客さんとして顔を出してくれたら、いろいろ相談もできるんだろうけど、あいにくP先生はお酒が苦手だし、周りの客層的にもきっと居心地悪いだろうし……いつしかお互い気まずくなってしまって。困ったことにP先生は、こっちが言わないと何も動いてくれないんです。 2018.05.07
  • 税理士の未来が危ない!? 生き残るための営業方法

    かつては、安定性と高収入が魅力と言われていた税理士業界ですが、今では「人工知能(AI)の進化によって仕事が奪われる」――そんな仕事の筆頭のように言われ、業界内外でも共通の見解となり、歯止めが効かない状況になっています。それを示すがごとく、税理士試験受験者数も年々減少傾向にあります。 一昔前なら“独立開業さえすれば、何とか食べていける”という時代でしたが、ご存知の通り現在は、独立しても顧客は増えない、食べていけないという大変な時代なのです。というより本来、競争社会の中では、これが当たり前の姿なのかもしれません。時代の加速度的な変化に合わせて、税理士業界、会計事務所も絶えず変化していくことが必要なのです。  【目次】 1.士業業界、税理士事務所の現状 ▶税理士をビジネスとして考える 2.税理士が行うべき集客方法と営業方法 ▶自分でやるか、人にやってもらうか? リアル集客とWeb集客の違い! ▶誰もが実践できて結果につながる税理士がとるべき4つの営業方法 1.税理士の紹介営業 ・紹介窓口はどんどん開拓していこう ・同士業、他士業との連携も重要なポイントに ・税理士紹介会社の利用も視野に 2.税理士のセミナー営業 ・税理士としての知識やスキルを活かすセミナー集客 ・効果的な3つのセミナー開催方法 3.税理士のメルマガ営業 ・メールマガジンの定期配信で安定の営業力を確保 ・メルマガの内容にも工夫を 4.インターネット営業 ・24時間365日稼働する営業ツール(ホームページやSNSを駆使する) ・ホームページやSNSを活用して営業力を高める対策とは? 3.顧客の不安を取り除いて確実なクロージングへ ▶面談では顧客の不安を取り除く ▶税理士の意思表示は“はっきり”、顧客の意思決定は“ゆっくり” ▶クロージングに失敗はつきもの 4.生き残る税理士になるために   士業業界、税理士事務所の現状独立開業まもない税理士事務所の最重要課題、それは新規顧客の獲得ではないでしょうか。なぜなら、税理士試験に向けてコツコツと勉強を続け、試験合格後も勤務税理士として実務に励んできた先生方からしてみれば、「集客」「営業」に苦手意識をお持ちの場合がほとんどだからではないかと思われます。また、勤めていた事務所と同じように始めてみたものの、「なかなかうまくいかない」と、お悩みの先生も多いのではないでしょうか?インターネットやSNSの普及に伴い集客方法も多様化していくなか、どのように顧客開拓をし、顧客獲得につなげていけばよいか?以前よりも考えるべきことは多くなりましたが、逆に言えば、「チャンスも増えている」ということなのです。このチャンスをものにできるかできないか、この差こそが、今、まさに会計事務所の明暗を分けていると言っても過言ではないでしょう。とすると、今を生きる税理士がどのように集客・営業していけばよいのでしょうか? 税理士をビジネスとして考える当たり前のことですが「税理士の仕事」と言えば、独占業務である「税務代理」「税務書類の作成」「税務相談」ですよね。基本的には、中小企業経営者などと顧問契約を結び、安定収入となる月々の顧問契約をもらいながら、スポットで相続・事業承継などの高付加価値高収入の業務を行っていきます。そのため、いかに多くの優良顧客と顧問契約を結べるかがポイントとなっていることは皆様ご存知のことかと思います。しかしネットで検索すれば、瞬時にして「格安!」「業界最安値」「顧問料一括比較」など、“安さ”を売りにした税理士事務所の情報が山のようにでてきます。また、“優良”な事務所の情報を誰もが簡単に手に入れられるため、一度、顧問契約を結んだとしても、以前に比べて税理士を変えることへのハードルも低くなっています。金額面だけでなく、高い顧客満足度を提供できる税理士としての能力を磨くことと、そのことをより多くの世間に広め、知ってもらうことは、営業をしていく上での最重要課題と言っても決して過言ではないでしょう! 税理士が行うべき集客方法と営業方法ご存知の先生も多いと思いますが、税理士が新規顧客を獲得するためには、様々な方法があります。ただ何もせず、事務所でひたすらスマホを握りしめていても、電話は鳴らないのです。まずは、税理士としてのスキルを磨き、少しでも多くの人にあなたの事務所を知ってもらう(集客)こと、そして顧問契約を結ぶための行動(営業)をする、この全ての相乗が大きな売上につながるのです。ここからは、代表的な集客方法と営業方法を見ていきましょう。 自分でやるか、人にやってもらうか?リアル集客とWeb集客の違い!会計事務所の「集客」を考える上で意識すべきことが2つあります。まず、1つ目は、従来の集客方法とインターネットを活用した集客方法の2種類があるということ。昨今では、Webの世界も変化し、ただホームページを作ってリスティングを掛ければ良いというわけではありません。もちろん自分の事務所のホームページを持つことは重要ですが、それだけではWeb集客のスタートラインに立った状態にすぎないでしょう。重要なのはそのホームページにお客様をどのように連れてくるか?すなわち、「自分で集客する」か「人に集客してもらうか」ということです。自分でSNSに投稿するか、誰かに投稿してもらう、もしくはシェアしてもらうかという違いです。以上の2つのポイントを踏まえて、どう集客していくかプランを練りましょう。  リアルでの集客方法【自分】セミナーや無料相談会の開催。【他人】紹介、外部講師としてセミナーに参加する。※紹介してもらいやすいように紹介特典を付けるのも良いでしょう  Web上での集客方法【自分】自社ホームページや、SNS(Facebook、ブログ、メルマガ)などで情報を発信する。【他人】SNSでシェア(拡散)してもらう。※外部講師としてセミナーに参加した場合などは、そのセミナーの事前告知や事後の開催報告をFacebookやはてなブックマーク、Instagramなどでシェアし、確実に拡散しましょう 誰もが実践できて結果につながる税理士がとるべき4つの営業方法!税理士が顧客見込みの方と顧問契約を結ぶため、集客の次に必要となるのが「営業」です。「営業」と聞くと、朝から晩までひたすら電話をかけ続け、もしくは飛び込み営業のように自分自身の足で様々なオフィスを訪れ、相手を口説き落として契約に結びつける、そんなイメージを持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか? もちろん、一般的な会社の場合はそういったこともあるでしょう。しかし、税理士業界における「営業」という行為は、顧客見込みの方とのコミュニケーションの中で、いかに信頼を勝ち取り、成約につなげていくかということが重要な要素になってくるということに気付いていない先生もいらっしゃるのではないでしょうか? そこで、税理士業界の代表的な4つの営業方法をご紹介します。1.紹介営業紹介窓口はどんどん新規開拓していこう既存顧客や知り合いからの紹介によって仕事を得る税理士は多いと思います。しかし、「既存顧客」や「知り合い」からの紹介は、あくまでも“相手の好意(コントロールできないもの)”という壁があるため、そこに頼り切ってしまうと、どうしても顧客獲得の限界を迎えてしまいます。そうならないために、相手の好意に頼るのではなく、意図的に紹介の絶対数を増やす必要が生じてきます。  “紹介の絶対数を増やす”にはどのようにしていけばいいのか? いちばんの近道は、“紹介窓口を開拓する”ことです。当たり前のようで、実は知らないか、知っていても実行に移せていない人も多いのではないでしょうか? 例えば、銀行など金融機関の融資窓口担当者や、リース会社の営業担当者、保険会社の外交員、不動産会社の営業担当者などです。ここで挙げた人たちの共通点は、会社の経営者や個人事業主をそれぞれ「自分の顧客」として抱えているということです。つまり、税理士が顧客ターゲットとして狙っている層と、彼らが抱えている顧客はほぼ一致しているのです。彼らとのつながりを作っていけば、紹介の窓口は一気に広がり、顧客獲得増加にもつながっていいきます。では、どこでどうやって知り合うのか?それを解決するのは非常にシンプルで、まず自分自身が彼らの顧客になるということです。 例えば、金融機関であれば事務所開業時の資金を調達する際に、融資の担当者と良好な関係性を構築したり、開業時にコピー機をリース契約し、その営業担当者との関係性を構築していったりなど。実は開業当初からの人脈作りが大切なのです。同士業、他士業との連携も重要なポイントに紹介窓口を開拓する上では、先に挙げた一般企業の営業マンだけではなく、各士業との連携も重要なポイントとなってきます。まず、同士業である税理士同士の連携です。“同じ税理士同士だと競合になるのでは?”と考えがちになりますが、双方の得意な分野が異なれば、それぞれが抱えている顧客を紹介し合えます。 次に社会保険労務士や弁護士、司法書士など他士業との連携です。先ほども触れましたが、ご存知の通り、税理士には他士業には行うことのできない独占業務があります。遺言書の作成依頼が弁護士にきた場合、相続税など税金に関する仕事は税理士に依頼するケースが多いでしょう。また、会社設立の際の設立登記は司法書士の仕事ですが、会社設立後の税金関係の対応には税理士が必要となりますよね。このように、1クライアントの依頼一つで複数の士業の力が必要となる状況は多々あると思います。そこで士業同士お互いを紹介し合える環境が整っていればウィンウィンの関係で業務を行えますし、顧客側としてもワンストップで仕事を依頼することができて手間も省けます。 他業種、同士業・他士業と連携していくことができれば紹介の間口は一気に広がりますが、相手の大事な顧客を紹介してもらうための信頼関係の構築は、そう簡単に行えるものではありません。日々、チャンスを見つけては信頼関係構築のための努力をしましょう。 税理士紹介会社の利用も視野に自ら営業せずに他人の力を借りて顧客獲得に結びつける方法として、税理士紹介会社を利用されている先生も多いでしょう。税理士紹介会社とは、税理士を必要としている企業の経営者や個人事業主に対して、その要望に沿った形で税理士を紹介していくサービスを展開している会社のことです。基本的には、“顧客”となる経営者や個人事業主に対して無料でサービスを実施する会社が多くあります。その代わりに、紹介を受けて顧問契約に至った税理士側が紹介料を支払うという仕組みです。紹介料は基本的に割高に設定されていることが多いため、利用するにあたっては事務所に対してメリットがどの程度あるのかをよく考慮した上で決めるとよいでしょう。これは事務所の経営方針によるところですが、例えば、先生の事務所がMAS監査や経理代行といった付加価値業務に力を入れていて、人材の教育、使い方の優先度をそこにおいている場合などは、営業部門をアウトソーシングする意味で紹介会社を活用するのも一つの手ではないでしょうか。 2.セミナー営業税理士としての知識やスキルを活かすセミナー集客 自分自身の持っているスキルや知識を活かし、通常の税理士業務だけではなくセミナーに講師として登壇するのも一つの手です。セミナーを開催すれば、事務所紹介ができるだけではなく、参加者に事務所の価値を訴求することができ、見込み客の増加が期待できます。そこでまずは、セミナー営業のメリットをいくつか紹介していきます。 多数の参加者にアピールすることができる “先生と生徒”という関係性が生まれ、契約に結び付けやすくなる 1時間ほどのセミナーで多数の契約獲得が期待できるため効率がよい 営業ができて、さらに講演料が入る場合もあるなど、大きな労力をかけることなく大勢の経営者に営業ができるのは、コストパフォーマンス的にも大きなメリットでしょう。 効果的な3つのセミナー開催方法 もちろん、ただセミナーを行えばよいというものでもなく、戦略的な内容を盛り込み、確実に効果を発揮できるような仕組みを作ることがポイントとなってきます。そこで次に、効果的なセミナーの開催方法を3つご紹介します。1.情報発信型セミナー情報を伝えることに重点を置いたセミナーです。例えば、税制改正などが発表された際に、その重要なポイントなどを伝えます。そうすることによって、参加者に「あの講師はこういった情報に詳しいから、不明点があれば相談してみよう」と思ってもらえる可能性があり、事務所の知識レベルの高さをPRしていくブランディング方法となります。2.集客型セミナー集客数に重点を置いたセミナーです。例えば、著名な社長や人気のある講師を招くなど、外部講師の力を借りて集客数を増やします。通常のセミナーに比べ参加者のリストを多く入手できる場合が多いです。その後、リストを元に営業をかけていきますが、営業アプローチ先の絶対的な母数が増えるため、多くの経営者に事務所を認知してもらえることができるというメリットがあります。その反面、他の講師も同じことをするため、直接的な顧客獲得へはなかなか繋がりにくいという難しさもあります。他の講師とアピールの方法が被らないよう差別化できるポイントか特化するものを作りましょう。 3.新規獲得型セミナー確実に顧客獲得することに重点を置いたセミナーです。例えば、「弊社では資金調達をさまざまな形でサポートしていきます」「弊社は売上を10倍に増やすテクニックをお伝えできます」など、顧客が求めることに対して直接アピールしていけるようなセミナーを行えば、それはそのまま問い合わせに直結する内容になるため、顧問先の顧客につながりやすくなります。自分が獲得しやすい、または獲得していきたい顧問先にフォーカスしてどのような悩みがあるかペルソナを作ってみてはいかがでしょうか。 セミナーを開催してもすぐに顧問契約に結びつくとは限らないので、まずは相談などの問い合わせにつなげられるような入口として活用してみるのもよいでしょう。3.メルマガ営業メールマガジンの定期配信で安定の営業力を確保3つ目にご紹介するのは、顧客見込みとなる人たちに事務所の情報をメール発信していき、認知してもらうメルマガを活用した営業手法です。会計事務所が見込み顧客に対してコンスタントに連絡を入れ続ける方法として、このメルマガは非常に有効的です。例えば、問い合わせや無料相談をしに来た方、名刺交換をした方など、契約には至っていない方々に送り続けることにより、自身の事務所が身近な存在であることをアピールし信頼を獲得、将来的に顧問契約へとつなげていくというわけです。一度問い合わせがあった方でも、そのまま放置していれば事務所にとって何のメリットにもならず関係性は終了します。そこで定期的に役立つ情報などを配信していけば、「一度相談した先生は、いつも役立つ情報を送ってくれて、とても頼りになりそうだから、次に困ったことがあれば相談してみるか」といった具合に、“いつもメールが来る先生”という安心感から顧問契約へとつなげられる可能性が大いに高まります。  メルマガの内容にも工夫をしかし、あらゆる企業が多種多様のメルマガを配信し続けている現在、内容がいかに面白くて興味をひくか、見た目的に見応えがあるものにするか、というのは非常に重要な問題になってきます。そもそも、見てもらえるような記事にしなければ、事務所への直接の問い合わせにはつながりにくいものです。まずは経営者に役立つ情報をピックアップし、文章的にも固くなりすぎず面白く書いていくことが求められます。もちろん他のメルマガとの差別化を図るにはデザインも魅力的なものにしていく必要がありますし、メルマガ配信リストの管理も大切です。数名で運営している個人事務所では、有効な営業ツールとして重宝することとなるでしょう。先に述べたセミナーなどで獲得した名刺を有効活用するためにもメルマガは役立ちますし、顧問契約後の関係性維持にも有効です。4.インターネット営業 24時間365日稼働する営業ツール(ホームページやSNSを駆使する)2002年、税理士法の改正によって税理士業の広告規制が撤廃された早十数年。それ以降は税理士業界でもインターネットを駆使した数々の営業手法が展開され続けています。今や営業ツールの要と言っても過言ではないほど重要なポジションを占めているホームページも事務所運営にはなくてはならない存在となって数年、十数年が経ちました。顧客の争奪戦も激化してきており、Webマーケティングは日に日に進化を遂げています。 なぜ、ここまで重要な存在へと影響力を増していったのか? ほとんどの人が情報を得ようとする際に、「まずはネットを使って検索してみよう」と思うからです。最近では50代、60代の人々も当たり前のようにスマートフォンを使うようになってきました。例えば税理士に関して知識がない方や、税理士と知り合うようなツテもないような方が税理士を探そうとする場合、まずはネットで検索しようとするのが常識と言っても過言ではないと思います。インターネットを駆使するなどと言うと、それだけで抵抗を感じる先生も多いでしょうが、ポイントを押さえ、一つ一つ行えば決して難しいことではありません。検索の上位にヒットするようなホームページを作っておけば、問い合わせ~顧問契約へとつながっていく可能性が高くなります。 インターネットを活用するメリットをおさらいすると以下の項目が考えられるでしょう。 事務所がある地域以外にも営業ができる 事務所営業時間に関係なく、いつでも事務所の情報を提供することができる 情報を貯めていくことができるため資産にもなる ホームページを作り込めば「Webに詳しい」という付加価値も加えられる ホームページやSNSを活用して営業力を高める対策とは? もちろん、ただホームページを作っただけで問い合わせが来ることはまずないでしょう。SNSやリスティング広告、アフィリエイトやSEO対策といったさまざまな手法を駆使していかなければ、他の競合サイトに勝つことは難しくなります。そこで次に、ネット上での営業力を高める対策を紹介していきます。・問い合わせにつながりやすくするホームページ作り事務所の顔ともなるホームページは、問い合わせをしたいと思う人が最初に訪れる、言わば玄関口にあたるもの。そこで訪問客の心を一気につかみにいくことが重要です。訪問客の心をつかむために、会計事務所を検索する経営者が何を求めて事務所のホームページを訪れるかを考えれば、少しずつ答えが見えてくるものです。例えば、以下のようなポイントがあなたの事務所のホームページに採用されているかを確認してみてください。 <POINT> お客様の悩みに対する訴求をトップに持ってきているか? 敷居を低くして問い合わせしやすい作りになっているか? 税理士やスタッフの顔が見える作りになっているか? 相談内容の具体的なイメージは掲載されているか? 営業時間は明記されているか? 自社のメリットが提示されているか? 価格訴求のなかで最低料金が表示されているか?実際に成約につながっているサイトを分析すると、以上のような点が押さえられています。意外にシンプルなことなので驚くかもしれませんが、こういった基本的なポイントはネット上でのアイスブレイク(※初めて会った人の警戒心を解き商談に持っていきやすくする対面での営業手法)のようなもの。簡単なことのように見えて意外にできていないホームページも多数あります。・ランディングページで問い合わせ獲得を増加通常の事務所のホームページでは、業務内容や営業時間、事務所へのアクセスなど、事務所に関する情報が盛り込まれています。ホームページは基本的な情報を提供する場所でもあるので、当然そうあるべきです。そういったベースとなるホームページとは別に、顧客を獲得することだけに特化したサイト(ランディングページ)を作り、何かしらの目的を持って訪れた方に対してサービスの内容などをいきなり提示していくという手法もあります。これは、「こういった事務所に仕事を依頼したい」というより、「こういったことに困っているから解決してくれる会計事務所を探している」という明確な目的を持った経営者に対して有効な手法のため、ホームページよりも問い合わせ、面談につながるケースが多くなるのが特徴です。 ・SEO対策で検索の上位を目指すどんなに中身が分かりやすいホームページを作っても、そのページに訪れる人が少なければ、なかなか効果は発揮されないでしょう。そこで必要になってくるのがSEOやSEM(リスティング)などの検索エンジン対策です。GoogleやYahoo!などで検索された際、無数に存在するサイトの中からなるべく上位に表示されるような対策をしていくことがSEO対策です。その対策を行っていくために基本的に必要なことは、「訪れた経営者にとって役立つ情報を掲載する」ということです。また、他サイトからの評価が高いことを証明するための、他サイトに自社のサイトのURLを掲載してもらう「被リンク」の数を増やすことなどが一般的な手法として行われています。こうした対策を行うことによって、検索エンジン内でのサイトの評価が上がり、より検索ページの上位に上がってきやすくなるのです。 ・SNSを活用するクライアント見込みとなる経営者の方の中には、その事務所の先生がどういう方なのかを判断するべく最初にFacebookやTwitterなどのSNSで検索するという方も多くいますし、自社のブランディングの一環としてSNSで情報発信している経営者も多数います。 登録はしたがそのまま放置状態になっている、というのが一番良くないため、まずは自身のSNSの情報を充実させ、投稿もこまめに行っていくべきです。投稿時に注意したいのが、内容をあまり営業的な内容に寄り過ぎないものにするということです。営業的な内容よりも、仕事に対する価値観や、自分自身の人間性が垣間見えるような投稿を心がけることが大切です。そうすることによって見た人に身近な存在に感じてもらいやすくなり、問い合わせへのハードルを下げることができます。また、YouTubeなどの動画投稿サイトでは、経営者にとって有益な情報をいつでも誰でも見られるような状態でアップしておきます。そうすることにより、クライアント見込みに専門性を示すことができます。上記で紹介したような対策は基本的な内容ばかりなので、できることからどんどん実践していきましょう。 顧客の不安を取り除いて確実なクロージングへ先に述べたセミナー、メルマガ、ネットとさまざまな方法で営業をし、どれだけ顧客を集めても、成約できなければ意味がありません。そこで重要になってくるのが面談とクロージングです。会計事務所の先生方は真面目で優しい方が多いためか、このクロージング(契約前の最後の一押し)に苦手意識を持たれている方も多いと感じます。ですが、先生以上に顧客は不安を感じているものです。自分の会社=自分自身の未来を託す相手を探し求めて来ているわけですから。このクロージングまでの一連の流れや面談もポイントをしっかり押さえて臨めば顧問契約獲得率も大幅に上げることができるでしょう。 面談では顧客の不安を取り除く面談で顧客が見ているのは、その先生の印象です。どんなに良い提案をしても印象が悪ければ、クロージングには結びつきません。どのサービス業でもそうですが、良い印象、良いコミュニケーションは顧客を安心させます。もちろん、顧客のタイプによって提案の仕方や押しのポイント、クロージングの言葉などは変える必要がありますが、大前提としてゆるぎないものがあります。それは「好印象を与える」ということです。すぐできることは、電話対応、事務所の外観、職員の服装・表情などを好印象にする。顧客を不安にさせてしまう要素を取り除いてください。また、初めての面談では、本題に入る前に、雑談で相手との距離を縮め、お互いの緊張をほぐすことが重要です。これをただの雑談だと侮ってはいけません。雑談力がない人は、面白い話をしようと自分の話ばかりしてしまいます。雑談のコツは、相手に会話の主導権を握らせることです。しっかり相手の話を聞き、的確な相槌ちや質問ができると、気付いたら案件のヒアリングが始まっている、ということもあります。相手がリラックスした状態でヒアリングに入れば、顧客が何をしてほしいのか、どういうプランが希望なのか、しっかりと時間を割いて聞くことができます。数ある税理士の中で、なぜ契約に結び付く事務所とそうでない事務所があるのか。それは、顧客が「自分に合った先生」を探しているからです。十分なヒアリングと質問されたことへ即座に回答できることで『顧客目線』になることができます。「資本金はいくらにすればいい?」「社長の給与は、いくらにすればいい?」「決算時期は?」「定款にどんな項目を入れたらいい?」など、顧客から上がってくる質問の答えをきちんと用意し即座に回答できると、顧客の安心感はぐっと増し確実な顧問契約へとつながります。これらをクリアして初めてクロージングへと動き出します。 税理士の意思表示は“はっきり”、顧客の意思決定は“ゆっくり”営業活動においてのクロージングとは、顧客と契約を締結することを言いますが、税理士のクロージングはどの段階までのことを意味するのか、あまり意識していない税理士も多くみられます。契約書に判を押してもらう瞬間のことを『クロージング』と呼ぶのではなく、以下の手順をまとめてクロージングと認識すると、営業として成功しやすくなります。  「顧問として契約をさせていただけますか?」と聞く 契約を交わす 入金の確認をするさらに、多くの税理士は、その前段階で絶対に必要な「社長の会社の成長を後押しさせてください!」とはっきりと意思表示をすることを忘れています。また、「本日中に契約を決めていただきたいです」など、あまりにも強引なクロージングは逆効果となってしまいます。「税理士の意思表示は“はっきり”、顧客の意思決定は“ゆっくり”」を心掛けることが重要で、ここでも『顧客目線』がキーワードとなってきます。成約前、顧客が不安に感じていることは何なのか?「資金面の不安」、「経営策の不安」など、さまざまな不安要素がある中、『不安=ニーズ』と考え、「不安を取り除くためには何が必要なのか?」を一緒に考えることが重要です。 クロージングに失敗はつきもの他社の方が安い、より優れた他社を探したいなど、さまざまな理由で契約を先延ばし、または断られる場合もあります。そこで最もしてはいけないことは、音信不通のままにしておくことです。ここでクロージングが失敗に終わったわけではありません。大切なのは、何で迷っているのかを率直に聞いてみることです。相手がこちらに対して、ネガティブな印象を持っているときに、さらに質問をするのはためらうという方もいますが、それでは何も生まれません。クロージングを躊躇している理由を聞き、「そのようなことが不安でしたら、プランを変更しましょう」と再提案することは可能ですし、その顧客から契約を断られても、次のクロージングからの改善点として生かすことができます。 生き残る税理士になるために冒頭で、「税理士の仕事がAIの進化によって奪われる」と書きましたが、これは“税理士の仕事全てが奪われる”ということではありません。確かに『記帳代行』などの会計ソフトへの入力業務は今後も自動化・機械化が進んでいきます。そこで、顧問料を値下げするなど、生き残る術を模索している税理士は多いかと思います。しかし、いずれ消える業務をそのまま残して、金額を下げるだけでは解決にはなりません。税理士の仕事の中で「消えない仕事」を強化していくことが、生き残る税理士になるために必要なことなのではないでしょうか。人対人の相談業務、専門性の高い分野や業種に特化した税務は、まだまだ機械化されにくいでしょう。また経理代行などの、顧問先の社員として同じ立場で寄り添う業務もまだまだAIでは追いつけないところです。「営業」という言葉に、肉体的にも精神的にもつらいイメージを持つ方も多いかと思いますが、人と人とのつながりの中で契約を結び、顧客に寄り添ってサービスを提供する。その対価として報酬をもらい、感謝の言葉をもらう、機械化とは正反対の業務が「営業」なのです。最終的に生き残る税理士になるために必要なものは、どれだけの人脈を持つか、どれだけの顧問先を持つか、そしてその人たちからどれだけ信頼されているか、というシンプルなことです。税理士と営業は非常に密に関わっている、ということを把握していくことがまずは大事ではないでしょうか。  2018.04.26
  • 【動画】10年で100名規模にまで急成長を遂げたBricks&UK『成長の原理』とは?

    製販分離体制へと踏み切ったBricks&UKの急成長のヒケツとは?創業10年で100名規模にまで事務所を急成長させたBricks&UK。同事務所が50人くらいの頃は、一人の担当者+補助者で業務を回しており、当時は“不夜城”と呼ばれるほどハードワークで残業時間や労働環境も不安定。代表社員の梶浦潮氏は、個々の担当者の能力に依存する仕組みに対して、生産性の限界を感じていたと言います。そこでBricks&UKは、製販分離体制へと踏み切り、結果的に職員が安心して働ける職場環境へと改善していくことに成功しました。Bricks&UKの2017年12月時点での職員数は128名に。そこに至るまでには製販分離体制を利用した労働環境の改善はもちろん、税理士業界の『成長の原理』に気づき、それを実践していったことが要因としてあるのです。今回のセミナーでは、その『成長の原理』についてお話をしていただきました。 売上増加にお金をかける税理士事務所の成長(売上、従業員数の増加)に必要なことは、顧問契約数の増加が重要となりますが、そのポイントは「顧客獲得にはお金がかかる」と考えるのではなく、「お金さえかければ顧客が獲得できる」と捉えることだと梶浦氏は言います。同事務所が新規顧問契約にかけているコストは、『年間営業コスト:4千万円 ÷ 年間顧問契約数:200件』の計算で20万円と算出。この20万円は、Bricks&UKの創業時からあまり変化がなく、顧客獲得の手段による大きな違いもないとのこと。そして、Bricks&UKの新規顧客契約にかけるコストと成長サイクルは以下のとおりです。 1. 顧問契約獲得のコスト20万円/新規獲得 2. 効率的な業務運営40万円/年間顧問報酬 → 20万円/年間利益 3. 利益を元手に、さらに新規獲得投資額を1年で回収 4. 回収元本を再投資へ100%/ROI上記の1~4を繰り返していくことにより、投資回収期間(ROI)で事務所の成長がコントロールできるようになります。その成長サイクルのスピードを決定付ける要となる『効率的な業務運営』を製販分離体制で実現しているのです。また、スタッフが5名を超えてくると事務所の状況が捉えにくくなってくるため、マネジメント・サイクルを適切に回転させるために『KPI(Key Performance Indicator)』を配置し、事務所の“見える化”を行うことが重要だとも言います。「システムで簡単に解決するのではなく、人間の業務を自動化していくということをメインで考えていかないと、なかなか今の状況から抜け出せないかと思います。我々が成長できたこの方法は、特異ではありますが、おそらく事務所を成長させていくにはこの方法しかありません」と言い切る梶浦氏による本セミナー。ぜひ、ご事務所の成長に向けた取り組みの参考としてご覧ください。  2018.04.20
  • 【私が税理士を変更した理由】 「もったいない!」を一日100連発!! その話を聞いてる時間がもったいない!!

     「あっ!このボールペンまだ使えるよ。ホラ!」顧問税理士の業務にかかわらずA氏は、毎週一度は必ずやってくる。多い時は週に2~3回来ることも。「実に面倒見がいい税理士先生じゃないか」……世間からしたら、そう思われるかもしれない。しかし、これが来たら来たで、ちょっと面倒だと感じることも多い。「……こんにちは。社長さんいらっしゃいますか?」この日もAが来た事が、挨拶の声でわかった。A氏の声を聴くと、事務所内にピーンと張り詰めた空気が流れる。ガチャ。事務室のドアが開く。「どうも」事務所に入ってきたA氏。後輩のMが給湯室へ向かおうとしたところ、すかさず「ちょっとまって。これ捨てるの?」A氏は部屋に入るや否や、ゴミ箱をのぞきこんで、中から古びたボールペンを取り出した。インクの切れた使い捨てボールペンである。「これ、まだインクが残っているじゃない。これで捨ててたら“もったいないよ!ほら、書けるよ。申告の際に使えるじゃない?」インクが無くなってくると文字の書き損じが多くなる。特に申告書や請求書といった書類を作るときは、しっかりとインクが切れることなく出るペンを使う。Aの拾ったペンなど論外だ。しかし、「君たちは給料制だから、経費のことなんて何とも思わないんだろうね。僕はいわゆる報酬で食ってるわけじゃない。経費だって自分持ち。だから、目の付け所が違うんだよね。みんなももう少し自覚した方がいいんじゃないの?会社のためを考えるとさあ……」。こうなると、話がしばらく続く。本当は無視して仕事を続けたいのだが……「あっ、そこ!キミ、今、また付箋を使ったでしょう?メモだったら裏紙でいいじゃない。さっきから付箋を使う頻度が高すぎるよ。これだからサラリーマンは……報酬制なら絶対やらないね。申告や契約の書類なんかも、何枚も書き損じて用紙を無駄にしているんじゃない?経費は少しでも抑えるように意識してほしいよね。」言うことはごもっとも。だけど、A氏の話は長いし、彼のいう“経費削減”はちょっと微妙なものも多い。効率とかは二の次。とにかくビンボーくさいミリ単位の経費の節約をうだうだ話す。しかも、ヒマなのか、なかなか帰らずに、「やっぱり緑茶はおいしいね。一時、麦茶に浮気したけど。一周回って緑茶に辿り着いたよ。君は何派?えっ、コーヒーだって。……まだまだ青いね。」こんな下らない話をずっとしている。そして、どうでもいい話が終わると再び 2018.04.19
  • 【動画】助成金を活用して労務顧問契約につなげる営業手法とは?【社労士必見】

    社会保険労務士にとって未開の地となっている美容サロン業界。そんな業界に特化した運営をしている、三重県津市に事務所をかまえる社会保険労務士法人綜合経営労務センターの田中克己氏。社会保険が整っていない、就業規則を持たない事業所はたくさんありますが、なかでも美容サロン業界には労働保険も雇用保険もない、労災保険も知らないというような方がたくさんいます。そこで氏は、社会保険労務士のサポートが必要であると感じ、特化することにしたと言います。そこで今回のセミナーでは、助成金をきっかけに顧問契約を獲得するためのノウハウを解説。綜合経営労務センターの取り組みを元に、以下のポイントについてお話いただいてます。 助成金をきっかけに顧問契約を獲得するためのノウハウ①助成金サービスパッケージ化のポイントいろんな業種に提案できる制度導入をまとめてパッケージ化。→コピペが可能な書類のひな形を作成し、各社ともに同じものにする。②助成金申請業務契約のポイント無理なく受給できそうだと思っていただく提案と、迅速な契約成立を図る。→商談日当日に契約書を取り交わし、契約保証金の先行入金を依頼する。(原則3営業日以内)こちらの責任で受給できない場合は全額返金を謳い、顧客の都合による場合はこの限りではない、として途中解約はできないように契約文面を構成。(助成金は予算満額で随時終了することを告知しておく) ③採用支援の入口商品化のポイントハローリーチを活用して求人募集会社へテレアポをかけて訪問会社を開拓。→採用できていない会社へのアプローチは短期のスポット契約からはじめる。求人関係書類の作成、媒体へのつなぎ、応募者への対応支援、面接立会いなど個別メニューを作成して示すことで、安心感を与えて契約する。採用できたら新入社員研修、助成金受給に向けた準備などを顧問契約のうえ行う。 ④新設法人をターゲットにした顧客獲得のポイント・「これから事業を始めるが、何かもらえる助成金はありますか?」という問い合わせに対応。→「どんな仕事を、何時から、どこで、資金調達は?」という質問をする。・最初に『再就職手当』の受給をアドバイスする。→アポ・面談へ・「個人・法人? 本店所在地は? 事業目的は?」などのヒアリングを行う→法人なら役員、事業目的、資本金の額などで融資対象除外となることを発信。 ⑤関係士業とのかかわり方のポイント1.会社設立を行政書士に業務依頼して関係を作り、設立当初は記帳代行を受けて給与計算等を受託し、消費税課税業者になるころに税理士事務所へ紹介する方法。2.税理士事務所を訪問し、税理士事務所への助成金の申請を薦める。その後、関与先企業からの労務相談などの『初回相談無料』での対応を提案する。3.税理士事務所の関与先企業に対してDC・DBの導入を提案する。 ⑥その場で契約を取るための提案手法1.相手先会社の情報収集と提案事項の検討・資料(シンプルでわかりやすいもの)の準備。2.契約書、請求書、注文書、事務所案内、助成金パンフレット、返信用封筒の準備。3.面談時間は、30分、45分、60分の3コースでのストーリーを用意しておく。4.「この先生なら・・・」と思わせることが重要。「刺されば、成功!」今回の動画は、東名阪で開催された同セミナーの満員御礼となった東京講演を収録したものです。ぜひ、ご事務所の労務顧問契約獲得に向けた取り組みの参考としてご覧ください。  2018.04.11
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