【経理代行】テクノロジーの進化がビジネスチャンスを創出
- 2020.05.26
- 株式会社 アックスコンサルティング
テクノロジーの進化に後押しされて、会計事務所にとって大きなビジネスチャンスが訪れました。
クラウド会計ソフトの普及で効率的な運用が可能になった経理代行です。
先進的な事務所はすでに取り組みはじめ、売上&顧客満足度の向上を実現しています。
今すぐキャッチアップしましょう!
月額顧問料が25万円!?提供する価値が顧問料に
アメリカのカリフォルニア州オークランドで会計、財務を中心に幅広いバックオフィス業務を手掛けるボーン・コンサルティング会計事務所で聞いた顧問料は、驚くほど高額でした。「平均すると1ヵ月25万円ほどですが、顧問料はお客さまによって異なります。
1ヵ月あたり80万円の顧問料をいただいているお客さまもいれば、8万円というお客さまもいます」
1件当たりの顧問料報酬が25万円と高額である秘密は、この事務所が提供しているサービスにあります。
「記帳や会計、経理代行など、経営者の皆さんが困っていらっしゃる部分はすべて引き受けています。給与の計算もそうですね。
(給与計算は)最初はやっていなかったのですが、お客さまからのニーズが大きかったので請け負うことにしました。
それからCFOサービスもニーズが大きいですね。CFOサービスというのは、資本政策や融資のサポートなど、経営者の意思決定に関わるサービスのことです」
メインの顧客は社内に経理専門のスタッフを置かない小規模事業者のことだが、これほど高額な月額顧問料を受け取れているのは、ボーン・コンサルティング会計事務所の「付加価値の高さ」がお客さまに受け入れられているからです。
CFOでは過剰なサービスになってしまうような小規模事業者には、経理代行という形でサービスを提供するのだといいます。
サービス内容に応じた適切な報酬を得る
提供するサービスと適切な報酬についてみてみましょう。代行業務は大きく分けると
- 会計ソフトへの入力のみ代行する「入力代行」
- 仕訳から入力まで代行する「記帳代行」
- 記帳入力に加え、請求書発行、支払管理、給与計算などの経理業務を代行する「経理代行」
- 経理業務や、資金繰り調整も行う「経理部長代行」
このようにサービス内容をメニュー化しておくことで、価格についてお客さまに納得していただきやすくなります。
3の経理代行では、1社あたり少なくとも月額10万円以上の報酬を得るのが妥当です。
そして日本でも、経理代行のサービスをメニュー化し提案、受注している会計事務所が出てきました。
新規の年間売上3,600万円を経理代行で受注したケースや、5年前から取り組んでいて、すでに300件以上受注した先生もいます。
経理合理化コンサルで受注につなげていく
いきなり請け負うのが難しい場合は、クラウド会計を用いた記帳代行を請け負うことから始めればよいのです。その後、経理代行を受注する際には、その前に「経理合理化コンサル」という形で、属人化している経理ルールを事務所の生産体制にフィットさせていきます。
「経理ルールの整理」を入口にすれば、経理代行の受注につながっていくでしょう。
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