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【先駆者たち】創造欲に生き人のために人生を捧げた『資産税』の先駆者 記事

【先駆者たち】創造欲に生き人のために人生を捧げた『資産税』の先駆者
先駆者たち
株式会社タクトコンサルティング 税理士法人タクトコンサルティング
会長/税理士 本郷尚先生編


未来を切り開き、会計業界に多大なる影響を与えてきた先駆者たち。
今月はタクトコンサルティングの本郷尚先生が登場。
若くして資産税に取り組み、 資産税専門の一大税理士集団にまで育て上げた彼の半生を振り返ります。
 
 

大切なのは顧客の悩みや苦しみを理解し知ること

広瀬
資産税をやって行く上での、基本的な考え方を教えてください。

本郷
税理士は、税法が変わると税法の勉強をします。私は、お客様が何を感じ、考え、悩んでいるかを、いつも見て、聞いています。
有名なテレビドラマで「事件は現場で起きている!」と言っていました。
あれと一緒で、問題はいつもお客様のところで起きています。
我々の頭やパソコンの中に答えがあるわけではありません。法律が変わったこと、経済変動が起きたことでの具体的な化学反応は、お客様のところで起きているんです。
それをどうつかむか?
そこを理解せずに、我々が頭で考えた提案書を持っていっても受け入れてくれません。
事実を分析して、結果をエクセルで出して「いかがでしょうか?」と言っても、「なるほどね。ところで……」と、別の話となって、見送りになる。
我々がお客様のことをまったく知らないで、法律と知識だけで解決しようとするのは専門家の誤り、〝我輩は無知なり〟です。
答えはいつもお客様の中にあります。

広瀬
〝知る〟と言うのは具体的にどういうことですか?

本郷
専門家が知っているのは、専門的な知識だけ。
コンサルタントならお客様を理解し、問題点を抽出し、お客様との会話の中から答えを見出す。
そこがいちばん大切です。
AIやITは道具としては使うけど、本質は人間です。
人間のハートとハートのぶつかり合いですよ。
〝事実を知る〟〝事情を理解〟します。

広瀬
完全な本郷尚流ですね
 

私は、最初から資産税の世界で生きていた

広瀬
そもそも、いつ頃から資産税一本で行くと決めていたのですか?
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