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【第3回】組織改革の要となった「あすか式」生産性管理制度 〜 10名前後の事務所を短期間で確実に4倍にする方法 記事



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組織改革を推進してからたった6年で、職員が10名前後から4倍に拡大、飛躍的な成長を遂げたあすか税理士法人の取り組みをご紹介する本記事。

「学業に専念する」と宣言し、北海道大学大学院博士課程に進学したあすか税理士事務所代表社員税理士の川股修二氏。
急遽、事務所運営を任されたもう1人の代表社員税理士、加藤知子氏は「臆病でおとなしい」スタッフの自立心をはぐくむために、「あすか式」生産管理性制度を編み出しました。


法人化を経て、組織作りが着々と進んできたあすか税理士法人。
2011年に大きな転機が訪れました。

これまで事務所内でカリスマ的存在だった川股氏が、租税訴訟案件や税理士賠償事件にかかわるようになったため「学業に専念する」と宣言し、北海道大学大学院博士課程に進学。
現場を離れるという非常事態に陥った、あすか税理士法人。
事務所の運営はもう1人の代表社員税理士、加藤知子氏に任されました。

「知子先生に経営を任せるって言ったって、今まで似た立場だったのに簡単に従えるものじゃないよ」
「知子先生に本当に事務所を支えられるのか?」
事務所内からは、こんな不安が生じ、17人中10人が退職してしまいました。

メンバーの増加を図ったものの、新メンバーは実務経験が浅い人が多く、比較的おとなしく臆病なキャラクターがほとんど。
「デスクワークが好きだから、この業界を選びました」
「担当顧問先の仕事をこなすだけで精一杯。後輩の指導なんて無理」
自己評価も低く、何かに積極的に取り組む気概がありませんでした。
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