【人に選ばれるセミナー開催術①】初めてのセミナー登壇 講演のシナリオづくり 記事




営業、リーダーシップ、セミナー講師養成など、
年間150日以上登壇するセミナー研修講師大岩俊之氏が、
全3回にわたってセミナー開催の秘訣を伝授。 
セミナーのノウハウは、社員教育にも通用します。
第1回目となる今回は、セミナー開催におけるテーマ決めのコツや、
シナリオづくりの流れなどをご紹介します。


 

知識よりお金に絡んだテーマを!

セミナーを開催するためには、 参加者を集めるためのテーマ決めがとても重要です。
どうしても、会計士や税理士、社労士など、
士業の先生は専門スキルに片寄りがちで、自分の知識を伝えたがります。
重要なのは、何を伝えたいかではなく、お客様が何を聞きたいかなのです。


 

各士業のサービスに資金や経費の話を付加

そのためには、人が集まりやすく、需要があるテーマにする必要があります。
特にオススメするのが、〝お金〞に絡むテーマです。
株や不動産など、「投資の話をしましょう!」ということではありません。
話すテーマを「お金に絡めましょう!」ということです。
例えば、何かをすることで「経費削減できる」「資金調達できる」というようなテーマがいいと思います。

社労士の方であれば、「助成金」や「人材採用」に関係したセミナーテーマです。
「助成金」であれば、「A助成金とB助成金があります」とか、
「○○助成金は、○○省が管轄で...」などと知識を伝えるよりも、
「○○会社に使える助成金はこれ!」とか、「実際に○○万円もらえる!」というお金の部分です。

税理士の方であれば、損益計算書(PL)や 貸借対照表(BS)の話よりも、
直接お金に絡んでいる資金調達の方が反応します。

銀行や信用金庫の説明よりも、具体的に「いくら借りられるのか?」
「どうすれば金利が安くなるのか?」といったところが参加者は知りたいのです。

タイトルとしては、このように具体的な提案をすると反応が良くなります。
× 経営を安定させる損益計算書、貸借対照表の見方
資金調達で銀行と上手に付き合う5つのポイント
確実に融資を引き出す資金調達のコツ


 

効果的な話の流れは序論→本論→まとめ



【参加者の興味を持たせるシナリオのつくり方の基本】

テーマが決まったら、シナリオづくりです。
大きな流れとしては、序論、本論、まとめの順番に進めます。
一般的なセミナー時間は120分くらいですが、
60分、90分と時間が変わっても同じ構成になります。


● 序論
序論で大切なのは、聞く姿勢をつくることです。
まず、セミナーの冒頭に本日のセミナーの趣旨と、 全体の流れを説明します。
その後、 隣同士で自己紹介や名刺交換などをしてもらい、雰囲気を和らげます。
次に、講師である自分が何者なのかを知ってもらいます。
簡単な職歴、今の仕事内容に、実績や資格などを付け加えるといいでしょう。
「過去→現在」の順番でOKです。
自己紹介は長くても5分以内にしましょう。全体で5〜10分くらいです。


● 本論
一番幹となるのが、本論です。
まず、大きな大項目(メインテーマ)を3〜5つほどつくりましょう。
その3〜5つのメインテーマに対して、さらに3〜5つの小項目をつくります。
慣れないうちはすべてを伝えようとしすぎてボリュームが増える傾向があります。
まずは、大項目3つ、小項目3つでいいでしょう。


● まとめ
最後に、全体のまとめと、簡単に自社商品の紹介をします。
情報提供型と言われる「○○を知ってもらう」セミナーでは、
120分のセミナーで5〜10分くらいの時間を使います。
逆に、顧客獲得型と言われる「自社商品を売る」のが目的の場合は、
120分のセミナーで、20分〜30分くらい使用します。
ただ、慣れないうちは、売り込まれた感だけが強く残り、
逆に嫌われてしまうこともありますので注意してください。
特に商工会議所や取引先などに呼ばれて講師をする場合は、
極力、自社の宣伝は控えましょう。二度と呼ばれなくなります。


※月刊プロパートナー2020年2月号より抜粋


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プロフィール

大岩 俊之氏

ロールジョブ代表。

法人営業を経験後、セミナー講師として独立。
集客ゼロ、主催者の厳しい評価など苦しい日々を乗り越え、現在は営業、リーダーシップ、セミナー講師養成など、年間150日以上登 壇する講師として活躍。著書は11冊。