2024.04.04
【ゴールデンウィーク中の商品発送について】
ゴールデンウィーク休業期間中、商品の出荷対応につきまして
下記の通り、ご案内いたします。

≪発送休業日≫
2024年4月27日(土)~2024年5月6日(月祝)

※2024年4月30日(火)~2024年5月2日(木)は一部ご注文・お問い合わせについて対応させていただきます。

通常よりもご注文からお届けまでに多くの日数がかかりますので、お急ぎの場合はご注意ください。
ご不便をお掛けいたしますが、ご理解及びご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
2023.09.25
インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応に関するお知らせ

2023年10月01日(日)より、インボイス制度(適格請求書等保存方式)が開始されますので、弊社の同制度への対応についてお知せいたします。

弊社ではインボイス制度の対象となる課税取引のご利用について、
2023 年10月以降の決済分より、同制度の要件に対応できるようにいたします。

【当行適格請求書発行事業者登録番号のご案内】
株式会社アックスコンサルティングの登録番号をご案内いたします。

適格請求書発行事業者登録番号
T9011001004344
 

【人に選ばれるセミナー開催術②】参加者の緊張を解して引き込ませる話し方



営業、リーダーシップ、セミナー講師養成など、
年間150日以上登壇するセミナー研修講師大岩俊之氏が、
全3回にわたってセミナー開催の秘訣を伝授。 
第2回目となる今回は、講師と参加者の距離感を縮める方法を教わります。


 

講師と参加者の心理的距離間が大事

セミナー講師初心者(慣れた人でも)が失敗する原因で多いのは、
講師と参加者の「心の距離」が離れたまま、話をしているということです。
セミナーは、講師と参加者がお互いを近くに感じることができるかどうかが、成功のポイントです。

高校や大学など学校での勉強は、 先生の話がつまらなくて、
ほとんど話を聞いていなかった人も多いのではないでしょうか。
資格を取得するための学校でも、講師が一方的に話しているだけで、
頭に入らなかったという人もいるでしょう。

このように、先生や講師の話がつまらないと感じる場合は、
講師と参加者の心理的な距離が離れているケースがほとんどです。
今回は、この心理的な距離を縮める方法をお伝えしていきます。

参加者の距離を縮めるためには、講師が工夫をするしかありません。
参加者の緊張をほぐし、引き込ませる話し方をすることが重要です。

参加者の聞く姿勢をつくる方法に最適なのは、アイスブレイクといわれる手法です。
アイスブレイクとは、セミナーに集まった人を和ませ、
コミュニケーションをとりやすい雰囲気をつくることです。
セミナーや会議、研修の前にやるととても効果的です。
私がオススメするのは、
「参加者同士の自己紹介」「クイズを出題して近くの人と意見交換」の2つです。


 

自己紹介やクイズで 親近感を持たせる

セミナー参加者の周りは、知らない人ばかりです。
知らない人が隣に座っているよりは、知っている人が隣にいる方が安心します。
そのために、セミナーの冒頭で
隣同士、もしくは近くにいる数人と簡単な自己紹介をしてもらうのです。
ビジネス系のテーマであれば、「名前」「仕事」「参加した目的」などを話してもらいます。

少し高度になりますが、講師がクイズを出題し、
その解答について近くの人と意見交換してもらう方法も有効的です。
たとえば、補助金のセミナーであれば、
「○○補助金の昨年の採択率は何%でしょうか?」などの問いです。
「A:55%、B:35%、C:18%」など、 三択にしてもいいかもしれません。
このように、ただ話を聞いてもらうだけではなく、
参加型にすることで緊張もほぐれ、話が頭に入りやすくなります。

次に聞き手を引き込ませる話し方ですが、
話し上手な有名人やお笑い芸人、講演家のように、
エンターテイナーになる必要はありま せん。
参加者にわかりやすく伝えようと意識するだけで大きく変わります。
次に紹介するような「つまらないセミナー講師」の逆をすればいいのです。


引き込ませるために逆パターンを意識!

【つまらない講師の典型例】
●講師が一方的に話している
慣れた人であっても、講師がただ話しているだけのセミナーは、満足度が下がりやすくなります。
そこで、アイスブレイクで緊張をほぐし、クイズを出したり参加者を指名したりします。
課題を出して考えてもらう、実践してもらうなどのワークを入れると、より満足度が上がります。


●講師に動きがない
講師に動きがないとは、身振り手振りがない、講師が同じ場所から動かないといった状態です。
特に講師が左右に動くと、受講者の目線も動くため、セミナーに動きが出て、
場の雰囲気が良くなります。


●講師がスクリーンを見て、 参加者に背を向けて話している
会社員が行うプレゼン、セミナー講師初心者がやりがちな典型例です。
お客様はセミナー参加者であって、スライドが映っているスクリーンや壁ではありません。
前を向き、顔を上げましょう。


●専門用語が多く話が難しい
士業の方も含め、専門性が高い仕事に従事する人が陥りやすい罠です。
中小企業の社長なら知っていて当たり前と、
「P/L」「B/ S」「減価償却」「経常利益」と連発すると、下を向くか、寝る人が出てきます。
小学生でも理解できる伝え方を心がけると、話が上達します。


●早口、もしくは話が単調
講師の経験が浅い人は、話すスピードが速く聞き取れなかったり、 話し方に抑揚がなかったりします。 
リズムが一定のため、大多数の人が眠りにつきます。
ポイント部分は大きな声で話したり、参加者にメモを促したりして、リズムをつけましょう。


●スライドに文字がぎっしり
文字が多く細かいと、参加者から見てスライドが読めないだけではなく、
講師が文章を棒読みする傾向があります。
スライドに入れる文字はポイントだけにするなど、必要最低限にしましょう。
プロフィール
大岩 俊之氏
ロールジョブ代表。
法人営業を経験後、セミナー講師として独立。
集客ゼロ、主催者の厳しい評価など苦しい日々を乗り越え、現在は営業、リーダーシップ、セミナー講師養成など、年間150日以上登 壇する講師として活躍。著書は11冊。
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