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【特集】小規模×特化戦略で「所長が働かない事務所」をつくる

小規模×特化戦略で「所長が働かない事務所」をつくる

「規模の小さい美容室と飲食店以外は受けませんし、
コンサル業務もしません。事務所を拡大する予定もありません」と話す、
税理士法人阿比留会計事務所の阿比留一裕氏。
残業ゼロ、土日をのぞいた平日のうち約1週間は休みという
働き方でも高い生産性を実現する秘訣は、
ビジネスモデルに合わないものを徹底排除することにありました。


小規模×特化戦略を成功させる3つのポイント
  1. 「何をやっている事務所なのか?」という事務所の“売り”を明確にする
  2. 集客→実務→成果物のルールを決めて、ビジネスのプログラムをつくる
  3. 自社のプログラムに合わないものは取り除く


 

徹底した標準化・マニュアル化・システム化で高い生産性を実現

組織を拡大するのか、少数精鋭でいくのかは、
経営者の生まれ持った性格に依存する部分が大きいと思います。
士業は、1人でコツコツと勉強をして資格を取得してきた人たちです。
自分の知識を活かしてお客様をサポートすることに喜びを感じる人が多く、
「無理に拡大せずに小規模で経営していく方が向いている」
という経営者が大多数なのではないでしょうか。

さらに私の場合、性格的に大人数が苦手なので、
拡大していくと私自身が幸せに働くことができません。
また、なにより「働きたくない」という気持ちが根本にあるので、
私がいなくても問題なく回るように、現在のビジネスモデルを構築しました。

当社の顧客は、事務所から30分圏内の個人事業の美容室と飲食店のみ。
提供するサービスは、「低価格・パッケージ型の税務サービス」と
「開業資金の融資サポート」に絞っています。
業務はできる限り標準化・マニュアル化・システム化しているので、
未経験者でも3カ月あればひと通りの作業をこなせますし、
私がいなくても問題なく回ります。
顧客もサービスも絞り込むことで、事務所の「売りもの」が明確になり、
集客→実務→成果物までのビジネスプログラムをつくりやすくなります。

また、業務の標準化・マニュアル化・システム化を徹底することで、
高い生産性も実現できます。
当社では、正社員1名+パート2名を1ユニットとして、
1ユニットあたり80件、1,920万円の売上を担当しているので、
フルタイム換算すると、一人あたりの売上は1,450万円。
ユニットを管理する正社員の年収は700万円が目安ですが、
残業はありませんし、土日をのぞいた平日のうち約1週間は休みです。
そう考えると、かなり待遇は良いと思います。
職員の給与を高く設定できることも、小規模事務所のメリットだと感じています。
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プロフィール
阿比留 一裕氏
税理士法人阿比留会計事務所 代表社員
大学在学中に公認会計士試験に合格。大手監査法人に勤務後、
地方銀行でM&Aや事業再生などを担当し、2009年に福岡市で開業。
個人事業の美容業・飲食業に特化し、融資サポート、パッケージ型の税務サービスを展開している。
https://abiru-zeirishi.or.jp/
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