2023.09.25
インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応に関するお知らせ

2023年10月01日(日)より、インボイス制度(適格請求書等保存方式)が開始されますので、弊社の同制度への対応についてお知せいたします。

弊社ではインボイス制度の対象となる課税取引のご利用について、
2023 年10月以降の決済分より、同制度の要件に対応できるようにいたします。

【当行適格請求書発行事業者登録番号のご案内】
株式会社アックスコンサルティングの登録番号をご案内いたします。

適格請求書発行事業者登録番号
T9011001004344
 

開業10年で14名の組織を実現!理念浸透と業務改善を成功させるには?



開業から10年、売上1億円以上で14名の組織をつくりあげた
税理士法人Farrow Partnersの福岡雅樹氏が、組織を活性化させる手法について解説!
福岡氏が実践してきた、理念浸透や業務フロー改善に向けたポイントを紹介します。


〔事務所概要〕
税理士法人Farrow Partners

創業/2012年
従業員/14名
所在地/神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-9 CMKビル2F


 

経営理念を定め、所長がいなくてもまわる組織にする

経営理念を決めた当初から考えていたのは、「私がいなくてもまわる組織にする」ということ。
5名ほどの少人数のときには、経営理念の必要性は感じていませんでしたが、
私がいなくても考えて行動できる指針があれば、より成長できると考え、つくることにしました。

ただ、何から考えてつくればいいかわからず、経営理念を考えるための合宿セミナーを見つけて参加。
この4日間の合宿で、「自分の人生で大切にしてきたもの」を振り返り、ひたすら言語化。
事務所の方向性や将来に向き合いながら、経営理念を考えていきました。

理念が完成した後には、職員と一緒に15個の行動指針を作成。
経営理念は合宿で私が一人で考えましたが、
行動指針は、日々の行動の拠り所となるものなので、
私が一人で考えたら絵に描いた餅になってしまいかねない。
そう考えて、行動指針は職員と一緒につくっていきました。
このように作成した経営理念と行動指針の浸透を図るため、
クレドカードとデイリーラインナップという方法を実践していきました。

 

1 クレドカードの作成

理念を浸透させるために、まず作成したのはクレドカードです。
理念をつくるだけだと形骸化してしまうので、可視化することが必要だと考えました。
クレドカードには、経営理念とそこに込めた思いの説明、15個の行動指針を記載。
三つ折りで、手元ですぐに確認できるよう名刺ほどのサイズにしています。


▲税理士法人Farrow Partnersのクレドカード。経営理念、行動指針を記載。

 

2 デイリーラインナップ

デイリーラインナップとは、EMP税理士法人の代表・あべき光司先生に
教えて頂いた方法を取り入れているのですが、
チャットワークで行動指針についてコメントをするというものです。

毎朝、15個の行動指針のなかから一つ取り上げて、
「この指針は、お客様の対応のこんな部分で意識したいよね」というような投稿をします。
この投稿に対して思ったことを、職員に自由にコメントしてもらいます。
コメントが来たら、私も返信をします。

わずかな時間でも、行動指針をベースに考えて行動するためのきっかけができるので、
毎日投稿するのは楽ではないですが、継続して取り組んでいます。

継続してよかったことは、やっていくうちに、職員のコメント内容の質が深まってきて、
経営理念への理解を深めてくれている
と感じたことです。
「今まで〜〜していましたが、行動指針を踏まえて~~~~のような行動へと変えました」など、
指針に基づいた具体的な振り返りをしてくれるようになりました。



▲チャットワークでのデイリーラインナップの様子。
福岡氏が1日一個、行動指針を共有し、スタッフがコメントを返している。
 


〔まとめ 経営策定・浸透に向けた3つのポイント〕

  1. 業務から離れて自分と向き合う時間をとり、経営計画をつくる
  2. 経営計画・行動指針を可視化して、いつでも確認できるようにする
  3. 毎日意見交換をして、行動指針を体現できるようにする


 

業務改善でムダをなくし、人時生産性を高める

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プロフィール
福岡雅樹氏
税理士法人Farrow Partners 代表

2007年中央青山監査法人退職後、税理士法人プライスウォーターハウスクーパースに勤務。
2012年8月に税理士法人PwCを退職し、同年9月に横浜で独立開業。
お客様ゼロからのスタートで、現在は顧客300件、総勢14名の事務所へ拡大。
https://f-accounting.jp/
 
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