2023.09.25
インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応に関するお知らせ

2023年10月01日(日)より、インボイス制度(適格請求書等保存方式)が開始されますので、弊社の同制度への対応についてお知せいたします。

弊社ではインボイス制度の対象となる課税取引のご利用について、
2023 年10月以降の決済分より、同制度の要件に対応できるようにいたします。

【当行適格請求書発行事業者登録番号のご案内】
株式会社アックスコンサルティングの登録番号をご案内いたします。

適格請求書発行事業者登録番号
T9011001004344
 

【ビジネスレポート】Web集客に力を入れて受注件数アップ!柔軟性のある経営を目指し登記と相続の2本柱を実現



不動産登記と相続業務をメインに行う司法書士さえき事務所は、
YouTubeをはじめとしたWebマーケティングに注力し、
年100件の相続案件獲得を実現。
近年は不動産売却代理や民事信託などにも取り組んでいる。
代表の佐伯知哉氏に、新規案件獲得のポイントを聞いた。


 

Webの積極活用で相続業務を受任

当社は以前、業務の8割ほどが不動産登記でした。
回転が早く、経営的にも案件があれば安心できる業務ですが、
月末の午前中や大安日に集中するため、
司法書士が私一人しかいない当社では、強化しようにも限界がありました。
そこで、有資格者に依存しない相続分野を伸ばしていこうと考え、
アックス司法書士パートナーズ(司法P)に入会。現在では、
相続登記や遺産整理業務を含めて年間で約100件の相続案件を受注できるようになり、
業務の4割を相続案件が占めています。

集客は、税理士の先生からの紹介が2~3割。
ほかは主にWebからです。メインはホームページですが、
2020年のGWから始めたYouTubeをきっかけに問い合わせが来ることも増えてきました。
YouTubeにあげる動画は、大きく2つ。
40~50代の方向けに相続を解説するものと、
司法書士試験受験生向けに勉強法などを紹介する動画です。
週に1回のペースで更新し、
見込み客に送るメルマガには動画のリンクもつけています。

また、民事信託や相続した不動産の売却を代理で行う業務も受けています。
司法書士はどうしても不動産会社の下請け的な立場になりがちですが、
私が売主の代理人になれば、こちらが不動産会社を選定する立場になれます。
売上だけではなく、いつも紹介をもらう不動産会社や税理士の先生に
案件を紹介できるようになる点も大きなメリットだと感じています。

 

司法書士さえき事務所流 新規案件獲得のポイント

認知度アップの活動から顧客満足度向上の施策まで、一連のプロセスを紹介。

(1)Webマーケティング
〝わかりやすさ〞にこだわったLPとYouTubeで相続案件を年に約100件受任!

相続業務を強化するにあたり、LP(ランディングページ)を開設。
また、事務所のHPではコラムを連載して情報発信している。
WebサイトでもYouTubeでも、こだわっているのは
「専門用語を極力使わず、誰にでも伝わる言葉で説明すること」。
「法律が関わることは難しい言葉になりがちですが、
『法律的に正しい言葉』よりも、
『法的に意味が変わらない範囲でわかりやすい言葉に置き換える』
ことを心がけています」(佐伯氏)。


▲YouTubeのチャンネル登録者数は2,310人(9月末現在)で、月に100人ベースで登録者が増加している。
HPは文字を大きくするなど、デザイン画もターゲットに合わせて工夫。

<YouTube活用のポイント>
動画のネタは、これまでHPで書き溜めたコラム。
100本までは週5日で投稿し、現在は週に1回ペースで投稿しています。
撮影は自分で行いますが、編集は業者に委託することで効率化しています。
「YouTubeを見ました」と問い合わせをもらうようになったのは、
チャンネル登録者が1,000人を超えたときくらいからです。


(2)顧客満足度UP
顧客へのアンケート調査でクオリティを向上。

費用や接客などについて、業務終了後に顧客にアンケート用紙を送付。
指摘や要望を受けた部分は、職員にも共有して改善を行う。
「職員には、『レスポンスを早くする』『わかりやすい説明をする』など、
当たり前のことを大切に行うように日々指導しています」(佐伯氏)。


▲アンケートでは、費用や接客などを10段階で評価してもらう

<アンケート回収のポイント>
アンケート用紙はサインと返送が必要な書類の受取書と一緒に送ります。
アンケート用紙だけだと返ってきませんが、
受取書に同封すると回答率がアップします。


【ココもPoint!】
司法Pのツール活用で提案書作成も効率化!

民事信託などを提案する際には、司法Pの提案書を活用。
入会前はヒアリングや見積もり作成で複数回客先を訪れることもあったが、
提案書を活用することで、一回の面談で決まることも増えたという。
「提案書を一から自分で作成するのは手間がかかりますが、
すぐに使えるものが用意されているので、
面談に時間を割くことができます」(佐伯氏)。


▲営業ツールとして使える各種提案書やチラシの雛形を活用

 

【コンサルタントが解説!】
分野を絞って効率的に注力しさらなる事業の拡大を図る!

「業務が資格者に依存してしまい、受注を増やせない」
という課題を抱えている司法書士事務所は多いのではないでしょうか。
これまでと異なる分野への進出は、事業拡大のためにも必要な選択です。
しかし、営業力の強化や他士業とのネットワークの構築は
所長一人では負担が大きいものです。お困りの際は、ぜひご相談ください。

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株式会社アックスコンサルティング
アックス司法書士パートナーズ®コンサルタント
福井美香氏
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プロフィール
佐伯知哉氏
司法書士さえき事務所 代表
前職はスキューバダイビングのインストラクター。
2008年に勤務地のパラオ共和国から帰国し、司法書士を目指す。
2011年に司法書士試験合格。
2013年、東京都町田市に司法書士さえき事務所を開設。
趣味は筋トレ。
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