【特集】積極的な拠点展開が可能に!ITを駆使して内部体制を強化
- 2022.07.13
- プロパートナーONLINE 編集部
サン共同税理士法人は、2016年の開業以来、
6度の経営統合などで10拠点、106名と急成長を遂げています。
その背景にあるITを駆使した標準化=効率化の取り組みについて、代表の朝倉歩氏に聞きました。
2022年会計事務所従業員数ランキング 82位
〔事務所概要〕サン共同税理士法人
●創業/2016年
●従業員数/106名
●拠点数/10
●本社所在地/東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル東館15階
朝倉氏の成長戦略
- テクノロジーを駆使した高品質×低コストのサービス提供
- 得意分野を組み合わせた経営統合で拠点展開
- システムを使ったノウハウ蓄積とオンライン研修の仕組み化で育成
自社システムを構築して「高品質で低価格」を実現
当社の強みは、ITを駆使して「クオリティーの高いサービスを低コストで提供すること」です。
人の作業が入ると価格に反映されてしまいますが、
システムを使って価格に乗せない方法を突き詰めていくことで、
しっかり利益を上げながら、お客様には低価格でサービスを提供することができます。
システムを活用することは、品質の担保にもつながります。
当社は、専用の自社納品システムを開発していて、
申告書などお客様に納品する資料もデータで送るなど、
完全ペーパーレスを推進しています。
品質を担保するためには社内のチェック体制が重要ですが、
システムで承認者がチェックしないと次の工程に進めない仕組みにしています。
また、「20日前レビュー制度」を設けていて、
期日までに申告書のレビュー申請をしないと、アラートが出るようになっています。
すべてシステム上で作業をすることで、リモートワークで場所が離れていても、
きちんと確認できる体制がつくれるのです。
〝出社〞して〝紙〞でチェックするより、
〝遠隔〞で〝データ〞でチェックできるほうが、
複数の人がタイムリーに確認でき、品質が上がるイメージです。
ほかのスタッフがつくった電子調書も確認できるため、育成にもつながります。
私は、効率化と標準化は同じだと考えています。
例えば、見積書や請求書も自社システムで作成・発行でき、
工数や請求と連動できるようになっているのですが、
こういった効率化を進めていくと、
みんながその方法で業務を行うようになるので、
自ずと標準化されていきます。
完全ペーパーレスのほか、固定電話や郵送業務もなし。
総務部門でもリモートワークが可能です。
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プロフィール
朝倉 歩氏
サン共同税理士法人 代表社員
2004年、大手税理士法人に勤務。シニアマネージャーとして活躍した後、2016年にサン共同税理士法人を設立。
6つの会計事務所の承継および5拠点の開設で、全国10拠点、100名超の規模に成長。
RPAなど、最新のITを利用した効率化にも力を入れている。
https://san-kyodo-tax.jp/
2004年、大手税理士法人に勤務。シニアマネージャーとして活躍した後、2016年にサン共同税理士法人を設立。
6つの会計事務所の承継および5拠点の開設で、全国10拠点、100名超の規模に成長。
RPAなど、最新のITを利用した効率化にも力を入れている。
https://san-kyodo-tax.jp/
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