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  • 【私が税理士を変更した理由】アポを取っても病気でドタキャン! 当社の事業承継を見届けられるか心配です。専門商社経営 大家社長(仮名)の告白

    「今月からPに代わりまして、新しく御社の担当になりましたLと申します。よろしくお願いします」 当社の顧問になっている会計事務所の担当者は、ころころ代わります。長くても1年。人によって「当たり」だったり「ハズレ」だったり。でも、どんなにいい人でも、慣れるのに時間がかかります。「ようやく人間関係が築けてきたな」というときには退職してしまうこともざら。なかなか込み入った相談まではできる雰囲気ではありません。 3年前に息子が他社での修行から帰り、当社に入社。そろそろ事業承継について真剣に検討したいと考えています。ですが、会計事務所の担当者はあてにならない。所長のR税理士に相談しようと思うと、それも難しい状況です。 というのは、R税理士は80歳近く、最近は病気がちです。「相談したい」とアポイントを取っても、当日になっていきなりキャンセルになることがたびたび。電話をかけても体調不良で休んでいることが多いのです。 なんとかアポイントを取れても、その前日に「あれ? 今日じゃなかったっけ?」と勘違いで当社にやって来たことがありました。そのとき私は留守で会えずじまい。こんなすれ違いが1年近く続いています。 R税理士は病弱で、担当者は頻繁に代わる。このような状況で、当社の事業承継は大丈夫なのでしょうか? もう決めました。R税理士に当社の事業承継を見届けてもらうのは無理です。私もいつまでも働けるわけではありません。息子に会社をバトンタッチする前の、まだ元気なうちに税理士を替えてしまおうと思います。当社の事業承継を見届けてくれる、若くてバイタリティーあふれる税理士を紹介してください! Attention 担当職員が頻繁に代わるとお客様は不安に感じ、なかなか相談できなくなる 少しでも健康上不安があるならば、事務所の事業承継について考えよう 士業の先生とのコミュニケーションに関するご相談、エピソードを募集しています。こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせください。 NEW 2017.12.18
  • 【私が税理士を変更した理由】自慢話を延々聞かされストレス増大! なんで新規事業を行うと顧問料が倍になるの?広告代理店 井関社長(仮名)の告白

    「今日は月に一度の拷問デーか」自嘲気味につぶやいた後、めまいと頭痛が私を襲いました。拷問、それは顧問税理士のZ先生から延々と2時間も聞かされる自慢話です。「俺は税理士会の支部で力がある。こないだ本を書いたA税理士なんて、飲み会のときは真っ先にお酌に来るんだぞ」「昨日、朝のワイドショーに出ていた弁護士いるだろ?あれ、俺の知り合い。俺がバンバン仕事を回して大きくなったんだ。何か訴訟になったときは俺に言えよ。紹介してやるから」「20年前、ある客のところに税務調査が来たとき、俺は税務署と闘ったんだ。何百万円も払わなくちゃいけないところをゼロにした!すごいだろ!!」 こんな自慢話を矢継ぎ早で一方的に聞かされたら、心身ともにげっそりきます。それでいて、本題の税金や会計に関する話は10~15分程度。顧問料は月に3万円払っていますが、自慢話の「受講料」です。まさに苦痛を金で買うようなもの。ストレスと不満が募る一方です。 事件は昨日起きました。1時間45分間にわたるZ先生の自慢話が終わった後、新規事業を立ち上げたいと、意を決して相談をしました。 すると、Z先生は真っ先に「じゃあ、顧問料は6万円に値上げするからな」と料金の話を切り出しました。新規事業といっても、売上の見通しも立っていません。なのになぜ、倍額の顧問料を要求するのでしょう?「6万円ですか? それはちょっと…」と返すと、Z先生からは信じられない一言が。「じゃあ、ほかの税理士にみてもらえば? うちは下げないぞ!」。そう言い捨てて帰っていきました。話は終わっていないのに、人の話を聞こうともしないなんて。 もう我慢が限界です。Z先生には付き合いきれません。自慢話なんてせず、同じ目線で一緒にビジネスを成功させようと考えてくれる税理士先生を紹介してください! Attention お客様に自慢話をするのはほどほどに。双方向のコミュニケーションを心掛けよう 顧問料の値上げは明確な根拠を提示するとともに、ある程度柔軟に対応しよう 士業の先生とのコミュニケーションに関するご相談、エピソードを募集しています。こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせください。 2017.12.14
  • 【私が税理士を変更した理由】こちらから言わないと何も動いてくれない”放置税理士”にウンザリ!居酒屋経営 山岡社長(仮名)の告白

    私は都内の駅前で居酒屋を経営しています。おかげさまで「威勢のいい女将が元気をくれる店」として評判で、毎日お店を駆けずり回っています。うちの顧問税理士・P先生は60代の男性。最初のうちは毎月来てくれたけど、店が忙しくてあまり話ができないから、今では年に1回しか来なくなりました。お客さんとして顔を出してくれたら、いろいろ相談もできるんだろうけど、あいにくP先生、お酒が苦手。だからお互い足が遠のく一方なんです。 困ったことにP先生はこっちが言わないと何も動いてくれないんです。一応、こっちは毎月顧問料を払っているのに、実質何もしていないようなもんでしょ。税理士っておいしいお仕事だなあと思いましたよ。 昨年の年末調整や、その後の法定調書の時期になっても何の連絡もなし。電話をかけても折り返しがなく、仕方ないから自社で全部やりましたよ。うちだってお客さんのジョッキが空きそうになったら「おかわりいかがですか?」と声を掛けます。P先生はそんな当たり前のことを全然しないのが不思議でなりません。 動いてくれないのは、決算のときも同じでした。決算月の2週目になってP先生に「どうしたらいいですか?」と聞いたところ、いろいろと指示を出してくれました。それはいいのですが、最後に「仕訳は終わっていますよね?」と、この期に及んで無神経な一言。「先生が何も言ってくれなかったから、何もしてないわよ!」。さすがに頭にきたので、開き直りました。するとP先生から「じゃあ、少し料金が高くなるよ」と、信じられない言葉が返ってきました。 放置しないで電話一本だけでもフォローしてくれれば、間際に慌てなくて済んだはず。毎月の顧問料って、何のために払っているの? 訪問回数が少なくても放置せず、安心して任せられる会計事務所を紹介してください! ここがトラブル解決のポイント 決算申告等、税理士の業務には必ず「期限」がある。受け身の姿勢にならず、お客様に働きかけよう 訪問回数が少ないお客様でも、業務を放置せず、電話一本でもフォローしよう 士業の先生とのコミュニケーションに関するご相談、エピソードを募集しています。こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせください。 2017.12.11
  • 【私が税理士を変更した理由】「顧問料が上がった分だけ期待してくれ」の一辺倒では、全然期待できません!サービス業経営 高城社長(仮名)の告白

    3年前、当時の顧問税理士が高齢で病気がちだったので、知人からL税理士を紹介されました。 契約時に顧問料を決める際、L税理士はこんなことを聞いてきました。「前の先生は顧問料いくらだったの?」正直に「月5万円で決算料が30万円」と答えると、間髪入れずにこう返されました。「そっか。じゃあ、うちは月10万で決算料は50万でいいや! 上がった分期待してくれよ!!」「いきなり倍はきついですよ。サービスの内容はどう変わるのですか?」と聞いても「いいから、いいから、とにかく期待してくれ。俺にまかせれば間違いないから」の一辺倒。そのまま押し切られて決まってしまいました。 月の顧問料が倍になりましたが、サービス内容はほぼ変わらず。前の税理士のときは、領収書などをそのまま渡せば帳簿をつけてくれましたが、L税理士になってからは会計ソフトを導入し、うちの経理社員が入力しています。今まで会計事務所がしてくれた仕事をこっちが代わりにやっているのに料金が倍になるなんて、あまりにも理不尽だと思いませんか? しかも、L税理士は最初の数回しか当社に来てくれず、あとは職員さんが対応。当社に来ても、数時間黙ってパソコンに向かって作業をしているだけ。これで月10万円は、どう考えても高過ぎます。 もう我慢の限界。私は耐えかねてL税理士に電話をして、苦情を訴えました。すると、L税理士は「ごめん、悪かった。いいから、とにかく期待してくれ!」と調子よく笑うばかり。いくら話しても無駄でした。 もうこれ以上期待できません。明朗会計で満足いくサービスを提供してくれる税理士を紹介してください! ここがトラブル解決のポイント 今の時代、顧問料の根拠を示せないと、お客様は不審がる 料金表や報酬規程の整備がお客様の安心につながる士業の先生とのコミュニケーションに関するご相談、エピソードを募集しています。こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせください。 2017.12.07
  • 【私が税理士を変更した理由】税理士からいきなり値上げを切り出され、断ったら突然行方不明になりました!歯科衛生士・通販業 中澤さん(仮名)の告白

    L税理士との出会いは、2年前。フリーの歯科衛生士として働くかたわら、呉服のネット通販を副業にしている私が住むマンションに引っ越してきました。マンションの入口で偶然出会い「今度越してきたLです。自宅で税理士事務所をやっているので、よろしくお願いします」とごあいさつ。「あ、税理士なんですか。じゃあ、私の税金についても面倒みてもらおうかな」。副業が軌道に乗り、税金の対策もいろいろ必要だったので、すぐ顧問になってもらうことにしました。 当初は3ヵ月に一度書類を受け取りに来てもらうという約束でした。しかし、一応顧問契約をしたのだからと、私のほうでも何か会計や税金に関して分からないことがあると、ちょくちょくL税理士に電話したものです。同じマンションなので、私の帰りが遅くなった夜中でも、L税理士の事務所に行って書類を渡したり、質問をすることもありました。L税理士は自分から積極的な提案はしてくれなかったけれど、私が頼んだことには、まずまずの合格点レベルで応えてくれていました。 そんな状態がしばらく続いたある日、L税理士から「中澤さんのお仕事、月2万円じゃ割に合わないから、5万円にしてください」と値上げを切り出してきました。「ちょっと待ってよ。2万から5万って倍以上じゃない。高過ぎませんか?」。私は「なぜこのタイミング?」「なぜ2万円から5万円?」と「なぜの嵐」でした。 それから数日後、L税理士に電話をかけても通じず、事務所に行っても応答なし。いつの間に転居していたようです。何も言わずに突然行方不明になりました。 値上げを断って音信普通になる税理士なんて、もういらない!まともに話ができて責任感のある税理士を紹介してください!! ここがトラブル解決のポイント 値上げを切り出すときは根拠を示すとともに言い方にも気をつけよう 移転や休暇等、サービスの根幹にかかわることは、顧問先に知らせる体制を整えよう士業の先生とのコミュニケーションに関するご相談、エピソードを募集しています。こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせください。 2017.12.04
  • 【私が税理士を変更した理由】これほどまでセキュリティーの意識がなさ過ぎる税理士とはもう付き合い切れません!IT業 藤本社長(仮名)の告白

    私はIT関連の会社を経営しています。なので、情報漏えいに関するセキュリティー対策には細心の注意を払っています。しかし、当社の経理を見てくれるQ税理士には、どうやらそういった意識が全然ないみたいなんです。当社の会計データをQ税理士事務所に受け渡す際は、USBメモリを使っています。USBメモリはセキュリティー上危ないし、紛失のリスクがあるので、本当は使いたくはありません。 その旨をQ税理士に告げても「うちの事務所は全員パソコンに疎くって、これしか分からないんだよねー。なんとかそれでお願いしますよ」と、取り合ってくれませんでした。 先日、不安は的中しました。Q税理士からこんな電話が。「藤本社長、申し訳ないけれど、こないだもらったUSBのデータ、もう一度送ってくれませんかね?事務所の中を探しても見当たらなくてねー」 怒りを通り越しながらデータを用意していたら、2時間後にまたQ税理士から電話がきました。「藤本社長、ごめんね。USB見つかったよ!トイレに入ったときに落っことしたみたい。トイレで見つかって運がいいねー。ハッハッハッハ!」USBをトイレに落とすなんて、開いた口がふさがりません。当社の機密情報が紛失したかもしれないという深刻な出来事なのに、なんでこの税理士は笑って済ませられるんだろう?いくら他業種とはいえ、無神経過ぎます。私は笑い流せませんでした。 これほどまでセキュリティーの意識がなさ過ぎる税理士とはもう付き合い切れません!IT業界に詳しくなくても全然構いませんが、最低限、業界特有の価値観に理解を示してくれる税理士を紹介してください!!ここがトラブル解決のポイント 情報漏えい対策の観点から、会計データの扱いには細心の注意を払おう 顧問先の業種・業界の情報だけでなく、業界特有の価値観も理解しよう士業の先生とのコミュニケーションに関するご相談、エピソードを募集しています。こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせください。  2017.11.30
  • これからの税理士に絶対必要な3つのスキル

    “税理士の仕事”を定義づけると、定期的に顧問先を訪れ税務についての処理をする“(顧客にとっての)税務の外注先”というのが一般的かもしれません。しかし、ここ数十年で税理士に求められる役割に大きな変化が生じてきました。雇用・解雇や世代交代といった人事面、経営に伴うコストカットなど、コンサルタントとしての役割が求められているのです。司法制度改革などもあって、税理士業界に参入してくる弁護士資格者も増えており、独占業務である税務のみでは、“選ばれる事務所”になるのは難しいでしょう。そこで本日はコンサルタントとして絶対に欠かせない3つのスキルを説明しましょう。スキル1:企業規模にあわせた提案ができるもし、仮にあなたが顧問先の税理士だったとします。定期的に経営者とは顔を合わせていると思いますが、税務の話とおまけ程度の雑談ばかりしていませんか?どんなワンマン経営者でも、実はいろいろな税務以外の提案を受けたがっているというケースは多いのです。ただし、ここで気を付けたいのがそれぞれの企業の規模に応じた提案をするということ。たとえば【上場企業の場合】●解雇やリストラといった人事相談古くからある大企業などは終身雇用時代の名残が強く、今でも解雇は“悪質”といった考えが残っています。労働法においても、解雇の要件が日本は諸外国より厳格なため、慎重に行わなければなりません。場合によっては社労士や弁護士など他士業とのネットワークを駆使して、円満に解決する道を模索しましょう。●ストックオプション制度の導入ストックオプションとは、あらかじめ定められた価格で自社株を買う権利です。労働士気を向上させるため“自社の従業員や役員にこれを与える”というケースもあります。上場を目指す企業であれば高額な報酬を従業員に支払いことが難しい場合も、この制度を活用して優秀な人材を集めることが可能です。制度を導入する際に専門的な知識が必要になるため、経営者のみでは対応できず、税理士の支援が必要になるでしょう。【中小企業・ベンチャー企業の場合】●経営者の個人資産の管理経営者の中には世襲した方や、次の代に引き継ぎたいと考えている方が大勢います。そうした方々の個人資産の節税や運用に関しても、アドバイスを受けたいのが本音です。税金対策だけでなく、より資産を増やすための提案をするのがポイントです。●コストカット小規模企業は大企業に比べて一般業務に関する無駄や税制面のコストカットが手つかずになっているケースがあります。ちょっとした提案でも喜ばれるはずです。スキル2 :融資に強い中小およびベンチャー企業は資金面において不安な要素を抱えています。そこで税理士は銀行以外にも、ベンチャーキャピタルなど、第二、第三の資金調達先をキープし、取得のためのアピールを率先して提案するべきでしょう。近年は銀行対策や融資の相談に強い税理士も増えましたが、まだまだ少数です。融資の際は税理士が作成する決算書が必須ですから、本来、税理士こそ銀行対策・融資相談という業務に最も向いているはずです。スキル3:コニュニケーションが円滑税理士と経営者の信頼関係が構築されていないと、顧客から正確な情報がもらえません。また、顧客から資料を用意してもらう機会がありますが、顧客は税務・経理の情報の専門家ではないため、内容の確認などフォローすることは必須です。こうした作業は円滑なコミュニケーションスキルが前提となります。しかし、このスキルは税理士の“営業”にも直結しており非常に大切です。新規顧客獲得の最も一般的なのは“紹介”によるものであり、これは信頼関係あってのものです。コミュニケーションスキルは量をこなすことで徐々に向上します。苦手意識があっても臆さず積極的に取り組みましょう。意識することで少しずつ能力が向上していきます。いかがでしたでしょうか。今回紹介した“3つのスキル”は依頼人の視点に立って考えた場合、重要な選択ポイントとなってきます。“選ばれる税理士”になるため、日々、スキルアップの努力を重ねましょう。  2017.11.29
  • 顧問先に伝えてあげたい 法人化によるメリットとデメリット

    確定申告で所得税と住民税を納税している個人事業主の多くは、少しでも節税したいと考えています。そして節税するために法人化を考え始める顧問先もいることでしょう。税理士事務所としては、顧問先にそのメリットとデメリットを知ってもらい、今後の発展に貢献していきたいものです。今回は、そのメリットとデメリットをまとめて紹介していきます。 年間500万円以上の利益があれば法人化するべき個人事業主の場合、利益(=所得)に対して所得税と住民税が課されますが、所得税に関しては利益が増加するにつれて税率5%~55%まで増えていくため、所得の半分以上が税金でなくなるという方もいます。また、法人の利益に対しては“法人税”がかかってきます。法人税は、個人事業にかかる所得税と違い、ほぼ一定率となるため、個人事業主のときにかかる所得税率が法人税率よりも高ければ、税金的には法人化した方が良いということになります。そこで一つの目安となる個人事業主の利益は年間500万円です。そして、法人化することにより、様々な税務上の恩恵を受けることができるようにもなります。その“税務上の恩恵”とは、①『給与所得控除』受けることができるサラリーマンは、会社から給与を受け取るときに『給与所得控除』として一定額を引かれた後の金額に所得税がかかります。しかし個人事業主は、売上から経費を引いた利益に対して所得税がかかるため、『給与所得控除』を受けることはできません。しかし法人化すると事業主が役員報酬を支給でき、『給与所得控除』を受けられます。②家族に役員報酬を支払うことができる家族を役員にすることによる所得分散ができます。所得税は、所得の金額に比例して増えるため、家族で給料を分散させて税率を抑えながら、『給与所得控除』の恩恵を受けられます。③消費税の納税義務を先延ばしできる個人事業では課税売上が1,000万円以上あれば消費税を納税しなければなりません。しかし、法人の場合は2期前の売上が1,000万円以上であれば消費税の納税義務が生じます。ということは、2期前の売上がない1期目と2期目は消費税がかからないことになります。④9年間赤字を繰り越せる個人事業では青色申告を行っていれば、赤字損失を3年間繰り越すことができますが、法人はその3倍となる9年間繰り越せます。そのため、将来的に黒字となった場合に過去の赤字と相殺できるため、納税負担を抑えられます。⑤生命保険の支払いが経費になる個人事業主が生命保険に加入すると、確定申告で受ける『生命保険料控除』はわずかですが、法人で生命保険に加入すれば(※保険の種類にもよります)支払った分の半額~全額を経費として処理することができます。⑥退職金で支払うことにより税金が減る法人の場合は個人事業と違い退職金の支払いが可能です。例えば2,000万円を給与として支払った場合の税金は約700万円ですが、退職金として受取るとかかる税金は39万円(勤続30年)となり大きな節税となります。など、法人化することでのメリットは多くあります。ただ、同時に法人化によりコストや税金が増えるなど、そこで生じるデメリットも当然あります。 法人化のデメリット①社会保険への加入が義務になる従業員が5名以下の個人事業主であれば、社会保険への加入は任意のためしていないところも多いと思います。しかし法人の場合には、従業員が1名であっても役員報酬を支給する際は社会保険に加入しなければいけません。②会社設立時に最低20万円はかかる株式会社を設立する際の資本金は1円~と自由に決められますが、かかる費用はそれだけではなく、公証人手数料5万円+登録免許税15万円=20万円が最低限かかります。③赤字でも年間7万円の住民税がかかる個人事業では1年間の利益が赤字の場合、所得税や住民税は課せられません。しかし株式会社の場合、1年間の利益が赤字であっても必ず法人住民税の均等割が年間7万円課せられます。④法人税申告作成の負担が増える法人の場合、会社の決算を毎年組んで法人税申告書を作成する必要があります。法人税申告書作成は、個人事業主が作成する確定申告書より専門性が高く難しいため、ほとんどの法人が税理士に依頼しています。もし個人事業主の時に確定申告業務を税理士に依頼していても、法人税申告は税理士にとっても負担が大きく、個人事業主の時よりも税理士報酬が増えます。前述したように、年間500万円以上の利益がある場合は顧問先に法人化を検討してもらうべきです。同時に、法人化することによって社会保険料などの負担もかかってくることは予め知っておいてもらいましょう。  2017.11.28
  • 税理士がやってはいけない! 工夫のない値下げ

    長年、地元の中小企業経営者の相談にのってきた税理士のAさん。物腰の柔らかい人柄と、生まれついての人の良さが評判となり、順風満帆の税理士人生を送ってきました。ただ、Aさんの悩みの種は自身の年齢。70歳を過ぎた身体で、日々業務をこなしていくことに限界を感じていました。しかし、事務所をまかせられる人材にはめぐり合えず、迷ったもののAさんは廃業を決意します。この時点で14件の顧問契約があったため、Aさんは急いで予定していた引継ぎ先事務所に声をかけました。 人望が厚いAさん、引き継ぎ先も容易のハズ……でしたがAさんは知り合いの同業者も多く、引継ぎ先は容易に見つかるものだと思っていました。ところが、Aさんは多少理不尽だと思っても顧客から泣きつかれると断らなかったため、それが『顧問料』にもあらわれていたのです。 価格が上がる!? 納得できない顧客は炎上一般的な税理士事務所への依頼料は・個人の確定申告のみ   数万円~・仕訳もすべて任せる場合   10万円前後・顧問報酬   月額3万円前後それに対して、Aさんの場合は・個人の記帳   1万円・確定申告も含む   3万円市場相場との隔たりが大きく、予定していた引継ぎ先も「これはちょっと……」と首をかしげる状態に。Aさんは顧客に「今後は料金が高くなる」と懸命に説明しますが、納得してもらえたのは14件中7件。他の顧客たちは価格の値上げに納得がいかず、最終的に話し合いは決裂。独自で探すとの結論に至りました。しかし、Aさんの激安料金に慣れてしまった元・顧客たちはどこの税理士事務所でも容易には折り合わいがつかず、本業にも影響がでてしまいました。  市場価格を無視するのはNG?上記のケースを考えた場合、原因はAさんの料金設定にあることは明白です。ただ、経営者もコスト感覚にシビアですから、料金提示に対して即OK、ということは難しいでしょう。今回、Aさんはどうしたら良かったのか?この場合、お客さんの話をしっかりと聞いて事情を把握するのはもちろんですが、こちらからの提案が足りなかったことが考えられます。お客さん、つまり経営者は常に“不安”を抱えています。なので本心は「顧問として常に傍らにいてほしい」……のですがコスト面を考慮した結果、しかたなしに単発契約ということが多いのです。もちろん例外もありますが、顧問がいることが望ましいのは事実です。 確定申告の代行は受けるべきでないよくインターネットで検索すると『確定申告代行 激安!』といった単発依頼のキャッチコピーを見ることがあります。たしかに安いので、知識のない経営者は飛びつくかもしれませんが、今は会計ソフトの利用で申告書が自動作成されることを考えると、これはあまり意味がないと思われます。顧客に対して、安価な提案ばかりして仕事をとっても、今回のようにトラブルの原因になります。ここで妥当なのは、・会計ソフトをうまく使うことにより顧問先にも負担をお願いする・必要ならクラウド会計ソフトの導入を指南するといったような対応をすることです。現在、多くの経営者は経理の処理に会計ソフトを導入しています。その種類を大別すると昔からあるインストール型と近年、脚光を浴びているクラウド型に分かれます。クラウド型だと作業場所を固定されず、バージョンアップなどによる継続費を抑えるメリットがあり、預金取引やカード取引を自動取得できるなど、より便利になっていることが特徴です。今回のケース、人の良さが一番の“売り”だったAさんですが、長年の税理士人生の最後の幕引きに大きなトラブルが起きてしまいました。Aさんは純粋な善意に基づいての『激安価格』でしたが、それは決してよい顛末につながる訳ではありません。お金のプロである税理士だからこそ、適正な市場価格を常に心がけるべきでしょう。  2017.11.17
  • 【私が税理士を変更した理由】「解約したい」と伝えたら、嫌みと脅しで拒否する「脅迫会計事務所」が怖い! 食品卸経営 川栄社長(仮名)の告白

    「川栄さんの会社、会計事務所にそんな高いお金を払っているの?うちはもっと安いよ」 社長仲間からこんなことを言われました。当社も業績が苦しいので、もっと安く済む会計事務所があれば、そちらに替えたいと思いました。そこで、現在付き合っている会計事務所に「解約したい」と連絡しました。 すると、普段は来ないP税理士が次の日にやってきました。「川栄さん、今までおたくに税務署の調査が入らなかったのは、うちがしっかりしていたからだぞ。高いとか言っているけれど、値段にはしっかり理由があるんだ」 こんな風に恩着せがましく言ってきました。「今の料金よりも安い税理士なんて、処理が適当に決まっている。いつか税務署が来て、がっぽり持っていかれるぞ!」 そうはいっても料金が高いのが、負担なので、そこを何とかしてもらおうと思っているのに、まったく聞く耳を持ちません。 同席していた担当者のLさんは、普段に増して怖い顔立ちで、P先生に続いてすごんできました。「解約して、おれの顔に泥を塗る気か!ふざけるな!!」「解約すると言っても、過去の資料は絶対に渡さないぞ!」 これでは永遠に解約できないではありませんか。まるで脅迫です。横にいた妻は震えていました。 翌日になったら、Lさんから電話がかかってきました。「どうだ、気が変わったか?とにかくうちにしておけば間違いないんだから。こちらが資料を渡さない限り、解約なんてできないからな!」 こんな脅迫ばかりしてくる怖い会計事務所とは、一刻も早く縁を切りたいです。お願いです。円満な関係を築けて、何でも対等に言い合える会計事務所を紹介してください! ここがトラブル解決のポイント・解約を希望してきたら、まずは話を聞いて、できるだけ素直に受け入れよう・お客様を脅す言動は言語道断士業の先生とのコミュニケーションに関するご相談、エピソードを募集しています。こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせください。 2017.11.17
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